沖ヨガとは何か。

先日、静岡県御殿場(時の栖ときのすみか)で全国から沖ヨガ関係者が集う、国際キャンプが2泊3日で開催されました。
長崎、北海道他全国・そして台湾からと総勢120名が参加し高齢者も90歳近い方も若い人と同じように瞑想や講演や強い動きも盛りだくさんの沖ヨガ行法を行いました。

時代が変わり、今では沖ヨガとはと、説明しなくてならない時代になってしまいました。沖正弘先生が創始され、日本文化を取り入れた沖ヨガは日本国内で文化センターなどで40年前にいっせいを風靡しました。しかし、今では横文字のヨガがずいぶん多くなり、沖ヨガをきちんと説明する必要が出てきました。

沖先生の説かれたヨガはただポーズを作って柔らかくするとか呼吸法や瞑想をするという単純なものでなく、「生命即神」、「求道ヨガぐどう」「総合ヨガ」「生活ヨガ」をめざしています。

以上のところを明快に説明があったのは今回の龍村先生の講座でした。龍村先生は沖正弘先生の古くからの研修生で沖先生亡き後、長く沖ヨガ道場の道場長を勤められました。今では沖ヨガを伝えることのできる一人者と言えるでしょう。 続きを読む

棒を使ったヨガポーズ 

当学院の研究会では棒を使ったヨガポーズをテーマにしました。  
棒は家庭用品売り場にあるもので0.9m×φ30mmのサイズです。
棒はエッジを丸くしておいた方が床を痛めないためにいいようです。
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棒を使うことによるメリットは安定感のある支えがあるので体重を乗せることができます。それで苦手なポーズでもこの棒に体をあづけることができます。また体が硬いと、膝が曲がったり、背中が丸くなったりするのですが、これが無くなって姿勢の調整や余計な緊張を無くします。またベルトと同じですがこの棒を使って軽く楽な動きを繰り返すことでストレッチ効果を高めることができます。 続きを読む

集中力を身につける、くつろぎのポーズ

 ヨガのボースの中で一番簡単でまた奥が深いのが「くつろぎのポーズ」です。そのポーズはただ横になっているだけです。サンスクリットで「シャバアサナ」、「死人のポーズ」とあんまり好ましくない名前です。しかし普段やっていて、死人になるくらいそのくらい深くリラックスできますかというとほとんど横になっているだけです。時には寝ている、ほかのことを考えていることもあります。 続きを読む

ベルトを使ったポーズ練習2

ベルトを使ったポーズの続編です。前回は体幹を刺激することで股関節の動きが良くなっていくような気がします。前屈系にいいようです。
今回は腕周りを中心に写真を撮りました。ランダムで、思いつきのまま動かしたり、すればいいのですが、ポイントが無理なことはしないことです。痛みは筋肉を緊張させますので緊張しないように動かすことです。
これをやっていて、おもしろいことに気がつきました。まず首が柔らかくなること。そして手首が柔らかくなるのです。
腕や手のいろいろな動きも楽にできるようになります。かなり期待してもいいと思います。思いつくままに動かしていいでしょう。 続きを読む

ベルトを使ったポーズの練習

学院の研究会でベルトを使ったポーズ練習をしました。かなり前はクラス指導でよく使っていたのですが最近はさっぱりでした。研究会に先立って私もクラスで予習復習もしました。けっこういいです。一人でやることも二人組を使うことも感触がいいのです。どこがいいか。ポーズへのプロセスがいいです。途中の形を止めることもできます。体を意識できます。研究会のレジメでは以下のように説明していました。 続きを読む

足指を強くする

 足を強くする話をします。普通は膝や腰を強化するために脚を強くするアドバイスが多いですが、ここでは足指を強くする方法です。この方法を教室で半年くらい行なっていますが、評判はいいです。いつも足指もんだり足裏の土踏まずを叩いたりしていますが、足指強化をすることで早く歩ける、脚で立つバランスがいい、歩いている最中に靴の中で指が動いて歩いている実感がつかめるなど話を聞きました。 続きを読む

奇跡の脳を読んで 右脳のすばらしさ

この本は2010/07にこのブログで話題にしていましたが、最近になってまた教室でテーマにしています。

改めて読んでみると前よりももっと学びが深くなりました。脳科学者のジル・ボルト・テイラーは全米の新進の研究者として将来を託されていましたが、40代の若さで血管の奇形のために脳梗塞で倒れてしまいました。それは左脳から出血、そして血がたまってしまったため左脳の機能がなくなり話せない、読めない、動けない状況になりました。 続きを読む

赤ちゃん歩き 腰を楽にするために

このブログで赤ちゃんの「ハイハイ」や「四つ這い」歩きはずいぶん取り上げていることに気がつきます。
それは腰の痛みやだるさを楽にする一番簡単な方法だからです。また反りポーズ、コブラのポーズを楽に作る方法でもあります。

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ところがです、形はまねているのですが、赤ちゃんが進化の過程でハイハイをする動きに全くなっていないのです。赤ちゃんはいずれ四つ這い、そして立ち上がりますがそのためにこのハイハイはなくてはならないのです。その前は、うつぶせになって手や足、腰を一生懸命に動かしていたはずです。それがあるとき右の尻を上げると腹に力が入って右ひざを床に押すことができました。すると前進するではありませんか。左の尻を上げたら同じく膝が尻の方向へ上がって床を押してみるとまた前進しました。これは面白いと交互に尻を上げて膝で床を押して前へ進みだしたのがハイハイだったのです。

ただ形だけをまねた動きではなく、繰り返し自然からでてきた動きを行うことは体全体の機能を変え、生活の中での不自然さの解消に役立つと思います。腰が痛くて、ハイハイで結果が出ないとき、もう一度自然な動き、進化というプロセスにチャレンジしたらいかがでしょうか。
参考:https://mizunoyoga.com/blog/?m=201009<コブラのポーズ再考>

月の礼拝体操

2005年6月9日の投稿記事 
昔記事の一覧
日々のレッスン
そりポーズが楽になる連続ポーズ
今はヨガ界では太陽礼拝体操がはやっています。雑誌にもビデオにもこの体操ばかりです。 そこにはスリヤナマスカーラと言う名前で紹介します。アシュタンガヨガと言うジャンルにそれです。アシュタンガヨガは混沌としているヨガの体系を古典を元にして整えたそうです。 そのスリヤナマスカーラはいままでのたくさんあるポーズの発展系で、力(ちから)系のポーズです。繰り返し連続して行い高度なポーズを目指していくのが特徴です。 続きを読む