価値あることだけどちょっと恥ずかしい

 笑いヨガがずいぶん普及しています。40年以上前から沖ヨガの創始者沖先生はヨガの授業でほとんど毎日、「笑いの行法(ぎょうほう)」を行っていました。「笑ってみろ。」「もっと気分よく笑え。」などと夜の寝る前にそんな授業をやりました。今では、私も教室でも私的生活でも笑っているのですが、場所が限定されます。お風呂の中、車の中、誰もいないところですが、最近、街中でも歩きながら「くっくっ」と笑うことがあります。特別大きなアクションさえしなければ誰も気がつきません。どうぞ、リフレッシュするために、気分転換のためにみな様も「くっくっ」と笑ってみませんか。
 笑っていて気がつくことは、普段の感情というか、思いというかどこから湧いてくるのか不思議に思います。例えば困ったことや不安なこと、怒り、悲しさなどの感情が湧くとき、その感情は繰り返していると、深くなって、そして気持ちが暗くなっていきます。それはエスカレートしていくのです。そこで気を取り直して「ワハハ」と小さく、数回笑うと、今までの暗い気持ちはどこかに行ってしまうことがよくあります。その気持ちはどこへ行ったのでしょうね。
 ところが、ある人はそんな簡単に気分が変わらないとも言います。変わらないのは、その感情を思い出すからなのでしょう。思い出さなければいいのです。思い出すことをやめるのです。思い出そうとしたとき「グッバイ」と切り替えるのです。例えば、「次」と他のことを考えようとすればいい、これは少し練習も必要かもしれません。切り替えの上手な人はそのようにやっているのです。落ち込んだとき、「笑う→思い出さない→他のことを考える」ということをやって見る価値はあります。
 その中で一番大切なことは、「くっくっ」と笑うことです。最近は街中でマスクをしている人が多くなりました。そのマスクのなかで「くっくっ」と笑ってもいいじゃありませんか。自分は他人が見えていても他人は誰も見ていないとわかったら「くっくっ」と笑います。お腹がちょっと痛いくらい「くっくっ」がいいでしょう。

 次の話題です。
 階段の降り方は前にこのブログでテーマにしていますがもう一度テーマにします。
 先日、地下鉄の下りを若い男性が猛然と走っていきました。発車に間に合ったのでしょうか。面白かったのは彼の後ろ姿が「エリマキトカゲ」そっくりの走りでした。エリマキトカゲとはどんなのか写真でお見せします。

 彼の手も足はまったく「エリマキトカゲ」です。でも上手にすばやく、降りてるなと感心しました。数段だけ私もやってみましたが、人の目があるのでやめておきました。その降り方は山の下りで、大きく横に飛んで左足で支え、また横に飛んで右足で支え、膝を大きく屈伸して、飛ぶように降りていく姿と同じです。ただ彼の腕は空身なのでバランスをとるために「阿波踊り」風でした。これは腰を柔らかく使っているので膝にもよさそうです。
 は虫類は地上を這うしぐさしかできなかったのが、エリマキトカゲは進化して、地上を飛ぶように走ったのです。体の負担を最小限にするためにあのようなビデオの早回しの阿波踊りのような走りになったのです。私たちは手を上げなくてもいいのですが、膝を外に交互に出して降りると、まるで落ちるがごとく気持ちよく下ることができるでしょう。
 ただし、転んでケガをしても自己責任なのでそのつもりでやって下さい。

価値あることだけどちょっと恥ずかしい」への1件のフィードバック

  1. こんにちは。笑いの行法、確かにいいですね。
    でも、迂闊にその辺で出来ないのが難点かなぁ?
    と家で一人で笑いながら思っていました。
    ストレスや気分の落ち込みを一瞬で切り替えられる人はいいなぁとおもって、
    笑える場所ではないときは手を一回ぽんと叩いたりして切り替えています。
    階段の降り方ですが、最近地下鉄を待ちながら何となく降りてくる人を見ていて、
    女性の場合は、ヒールの高さと膝の角度によって違う様だな。と考えていました。
    膝蓋骨が外向き(多分立ったときにつま先が外側を向くだろうなと思われます)
    だと、がに股様の歩様になり、スピードの向上と共にそれが顕著になるようです。
    あと、ヒールの部分が高くて、細いと重心の影響する範囲が狭くなって安定しないので、
    足幅を広げて補うのかもしれません。ちょっとよく分からないですが。。
    いずれにせよ、かっこよく歩くのは、ちょっとした工夫が必要なんだなと思っていました。
    長々と失礼しました。

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