前屈など体が硬い人系の方が動きを作るときの注意点は今まで何回も指摘していますがこれはイイと気がついたことをここに提案します。
その気づきの発端は高齢者向きの指体操のときです。この指体操は若い人でも難しいようです。とにかくできないとなるとギブアップ、あきらめます。
指体操とは右と左を違う動きをする指のまたは手・腕の体操のことをいいます。例えば右手で人差し指を出して腕を上下にタクトのように振ります。イチニ・イチニと。左手は同じように人差し指を出して三角形を描くようにイチニイサン・イチニイサンと同時に振ります。これがなかなか難しい。ゆっくり、うそみたいにゆっくり動かすと可能性はあります。「イーチーニーーーサン・・・・・」とか。かなり両手を意識しながら動かす必要があります。このようにするとあきらめずに済むようで自信がついてきます。
これと同じ要領で前屈を行ないます。これは手の動きと同じように「背中まっすぐ・首まっすぐ・背中まっすぐ・首まっすぐ」と唱えながら行ないます。意識の集中が無くなると背が丸くなります。ていねいにゆっくり3分かけて上体を下ろしたり上げたりしていくと変化が出てくるだけでなく、背中がウソのように楽になります。正しく行なえばです。良くないのは指体操と同じでやめてしまうところです。前屈のときはやめない代わりに、楽な方法として背中を丸くしてしまうのです。「イーチーニーーーサン・・・・・」、「背中まっすぐ・首まっすぐ・背中まっすぐ・首まっすぐ」。
開脚ができるように
前屈ができるために