30分ヨガで規則正しい毎日を

新型コロナウィルスはまだまだ収まりません。100年前のスペイン風邪は日本では40万人亡くなったといいます。当時は日本の人口、台湾、朝鮮を除いて5,000万人。それも3波の流行があったそうです。当時はまだウィルスを発見できるだけの顕微鏡もなく、ウィルスとわかったのは90年前だそうです。当時は今と同じく、人混みに行かない、マスク、口を押さえる、手を洗うなどが予防法でした。おんなじです。とにかく今はステイホームです。

とうことで、ヨガを毎日やって、免疫力をつけましょう。
今までと少し趣向を変えます。
仕事がある人はウィルスに気をつけながらでも、是非、毎日、少しづつヨガをする時間を作りましょう。何をするか、ヨガの幅は広いです。呼吸法、瞑想、アサナ、体幹強化、癖直しそして祈りが今の私のジャンルです。
前に少しだけやってみようという「小さな習慣」の本を紹介しました。大げさなことをしなくても、少しだけヨガに時間を作ります。例えば30分だけヨガの時間にする。30分で何もできなくても、30分はヨガらしいことをする。まず座る。ならば呼吸法に焦点を当てる。瞑想でも良い。そしてアサナでもストレッチでも良い。とにかく座る。そして目の前に目覚まし時計(秒針がついているのが良い)置く。30分を記憶する。スマホであれば30分のタイマー。できれば時計の音。後日ユーチューブで発表予定の時計の音。(これがBGMにもなるし、時間を測ることもできるし、雑念を取ることもできるのです。)

1.<30分ヨガその1>呼吸法をする。ナディショダナーがおすすめ。4秒吸って、8秒吐く。(右手で両鼻をつまむ。左でも慣れればそれでも可。ヨガの宗教に合わすときは右手。詳しくはナディショダナーを調べると良い。)今回のウィルスは鼻腔の奥が一番濃度が高いという。この呼吸法でここを浄化したいものです。それにこの呼吸法は血管を若返らせる効果があるので、しっかりとやっています。
結構、飽きるので途中でスカアプルバクに切り替えても良い。やり方は調べてください。徐々にクムバクを長くします。吐いてクムバクも導入します。できる範囲で「吐く:止める:吸う:止める:吐く」を行う。易しいのは「8:8:4:8:8」。慣れてくれば「8:12:4:12:8」。苦しい呼吸である。あんまり無理しないことです。持久力、疲れない体を作ると本に書いてあったので信じてやってます。このスカブルバクは自己流です。(12のところを16に変えて行っても良い。)
参考:<深呼吸は体に悪い!「鼻呼吸」に変えるだけで痩せて健康になる、トップアスリートが実践する「最高の呼吸法」>ここのところ別項で記載したいと思います。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000071.000011466.html

ナディショダナとスカクルバクを合わせて15分くらいやって、瞑想を15分すると30分。
瞑想は肩苦しく考えないで、般若心経の本を前にして(黙読音読どちらでも)読んでもいいし、数息法でもいいし、雑念いっぱいでもいいです。とにかく姿勢を正して座ることです。
時間が余ればパタカラ体操、パンダノタカラモノ発声体操、カパラバーティ、シムハアサナ・・。
2.<30分ヨガその2>アサナをする。ヨガマットを用意する(なければ決まったタオルケット)。決まった動きを作る。なんでもいい。まず座る。あぐらでも正座でも良い。足を投げ出しても良い。やっぱり時計を目の前に置く。そして思いつくままポーズを作る。楽に動くところは楽に動かす。首とか腕とかは軽やかに。強く、可動域を増やすときは時間をかけて何度も行う。とにかくヨガマットにいることです。途中でも初めからでも立ちポーズを行うこともある。とにかく30分間。(私流:ビデオを撮ります。そしてパソコンに入れて10倍速で記録します。動きの情けなさを見ると励みになります。特には30倍速で見ることもあります。あっという間に反省点がでてきます。動画処理ができるといいですね。これもいつかユーチューブ。)

ゴールデンウィークの幕開けです。どこにも行けないけど、心と体はいつも新鮮にしておきましょう。ある人が言ってました。どこにも行けない環境にいる人は誰だ。南極越冬隊員とか宇宙で滞在している人とか。彼らは規則正しい毎日を過ごしているそうです。源氏物語を読んだ人、聖書を全部読んだ人など。

毎日規則正しく過ごしましょう。大事なことなので、もう一言います。規則正しく、そしてステイホームです。

覚えていますか?

続編_写真を見なくても自主トレできる方法5

北海道ではまだまだ寒い日が続きます。そしてウィルス問題もまだまだ収束するとは思えません。世界で死者12万人、日本で7000人の感染者、死亡者170人超えとあります。
そんな中、旧水野ヨガ学院は解散し、外部教室は研究生が担当することになりましたが唯一、指名をいただいたクラスがあります。そのクラスも4月からの開講予定が伸び、7月からになりました。ヨガ指導を40年以上やってきて、1ヶ月以上、ヨガ指導をしないのは初めてです。周りからはもう辞めたのですね。ハイそうですと言っているのですが、辞める気になりません。

さて、自主トレ第5回目。やはりイヌのポーズから出発します。上を向いたイヌ<ウルドワムカシュワナアサナ>からうつ伏せのポーズに入っていきます。
1 基本の犬のポーズを作ります。同じように30秒くらい保ち、体をチェックする。
2 基本のポーズから足の甲を床につけて、腰を下ろし腕を曲げずに、体を反らす。床についているところは足の甲を手のひらだけ。胸を突き出し尻を強く締める。上を向く。(アゴの状態。)30秒くらい行ったら、1の基本に戻る。繰り返す。3回くらい。
3 うつ伏せになり、両肩の下に肘をついて、恥骨を床に強く押さえ、両肘を手前に引くと腰椎が伸びる。これをしっかりやってから肘を伸ばしてコブラのポーズを作る。手の位置が頭の近くだから、わりあい楽である。胸をしっかりと出す。次に手の位置を肩の近くまで持ってくると恥骨を床につけたままでは、肘を伸ばせない。伸ばさなくても良い。脇を締めて、しっかりと胸を出すこと。これが背骨を伸ばす秘訣である。形を追わないこと。胸や背骨を意識する。
4 うつ伏せで両手を頭の上で組む。おでこは床のまま。鼻を潰さないために、あごを引くこと。両あし揃えて膝を曲げる。すなわち、足裏が天井を向いている。両足先を左右に、ゆっくり動かす。肩は動かないが、腰は大きく動く。(両足を揃えて右へ倒すと左腰が大きく浮き、左膝も床から離れる、右膝は床についている。)6〜8回くらい。首に負担がくるはず。無理をしない。首に気をつける。そしてもう一度コブラのポーズを作ると前よりも楽になるはず。首と腰は互いに関係しているのだ。首の弱い人は片足づつ行う。
5 腰と背中をもう少し柔らかくする。うつ伏せで足は大の字で爪先立ち。右手は両肘伸ばして真横へ、左手は頭の方向へ伸ばす。そして右手を天井へ上げ、右の腰を浮かせて、できれば反対側の床に付けようとする。目は右手を追うように見る。ゆっくり5回。反対の手も同じように。足幅が狭くならないようにする。そしてもう一度、コブラのポーズを作る。気持ち良く、作れるはず。
6 うつ伏せから両ひざを曲げ、両手でそれぞれの足を持つ。弓のポーズを作る。
7 可能であれば、弓のポーズからうつ伏せになって割り座仰向きになる。またうつ伏せと繰り返す。3回くらい繰り返して、コブラのポーズを作ると気持ちが良い。


壁に飾ってあった。

ヨガ大全 新発売

今年の2月からPHP出版の担当者から今までの「体が硬い人のためのヨガBasic&Extra」を合算した「ヨガ大全」を新発売として出版するというお話をいただきました。「Basic」はおかげさまで17刷りまで増刷りになりました。改訂ということなので、表現がおかしいところ、絵が間違っていたところたくさんありました。追加文章もいくつかあります。
いよいよ校正が完了しそうな時に新型コロナウィルスの蔓延が世上に上がり、水野ヨガ学院を解散してしまいました。そんな折にギリギリになって肩書きの問い合わせがあり、いろいろ考えましたが、本の中に「水野ヨガ学院」の名前がたくさんあったり、私自身この教室でたくさん学ばさせていただきましたので、今までのままの肩書にさせていただきました。本当にギリギリの選択でした。
中身は前と同じ構成ですが、新たにヨガを始めたい方は、まるで水野ヨガ学院に通っているかのような錯覚をするような内容です。「Extra」は私の写真でしたが、今度はそれをイラスト化してもらいました。前はDVDの添付でしたが、ユーチューブに変更され、書物として見やすい構成になっています。
ご紹介かたがた、出版のご挨拶をさせていただきました。
出版にあたりPHPの出版の方々、編集をしていただいた方、イラストをきれいに描いていただいた方、また、旧学院の研究生の協力など、ありがとうございました。

続編_写真を見なくても自主トレできる方法4

新型コロナウィルスの勢いが止まりません。緊急事態宣言も出されました。前回のブログで拡散してくださいというメッセージ。医療関係者からの悲鳴です。
「このまま感染が拡大すれば、「助ける命を選択する医療」にシフトしなければならなくなります。本当に悲しい。だから、外出を控えてください、人と会わないでください。感染を食い止める方法はこれしかありません。生きていくための最低限の外出だけにしてください。」

さて本題に入ります。
初回にネコのポーズは20くらいあるといってましたが、四つバイの姿勢が崩れるので11項目でおしまいにして次にイヌのポーズにいきます。
イヌのポーズは肩と背中、脚を柔軟にします。四つ這いから手足を少し広げて、手・肩・腰・膝・かかとを一直線で三角形を作ります。
上半身を楽にしたり、腰や膝にも負担をかけない良いポーズです。このポーズもたくさんのバリエーションがありますが、基本的なものだけにしておきましょう。

ところが、どこかが硬いと下の写真のような形になります。肩が硬い、腰が硬いからこうなります。しっかりと膝を曲げて腿が腹に付くくらい曲げることです。

昔、台湾で指導させてもらった時、時間が余ってホテルで暇だったのでこんなイラストを描きました。これも参考にしてください。

犬のポーズからつなげていくと無数にありそうなので手足が床についているものだけにします。

0 硬い人はいつまでも硬いままかというとそんなことはない。膝をしっかり曲げること。爪先立ちでも良い。そうすると「そけい部」が締まって、背中が楽になる。この状態を基本姿勢にする。当然伸びるのであればしっかり伸ばす。
1 基本の姿勢で30秒くらい保つ。(このままで足の指、手の指を動かす。座骨を上へ上げる、腸骨の上を下に下げる、すると腰の湾曲が出てくる。お尻を右へ倒した時左脇が伸びて右肩に力が入る。頭も右のほうへ傾く。緩めたり伸ばしたりする。次に右膝をもっと曲げて倒してみる。右かかと浮く。腹にも力、のどにも力がはいる。次に左膝を一層曲げて腰を倒すときはどうか。左かかとが浮いて右足だけで支えている。戻したり、倒したり、小さな動きを繰り返す。そして元の基本姿勢を作る。頭の重さを感じるか。肩の柔軟性が高まったか。)反対も行う。肩も腿裏も気持ちのいい痛さがあるはず。
2 犬の基本姿勢から右手で左ひざに触れる。可能なら右手はスネに触れるかも知れない。(顔は左を向いてしっかり背中ねじれる。体を捻るとき、腰がねじれることはない。腰椎の構造がねじれないようになっている。右の肩甲骨、左の肩甲骨の位置の違いに気をつける。腰骨が左右に移動しないこと。)反対も行う。
3 基本姿勢から右足を手の間に置く。右膝は曲げて右腿は胸についている。左のかかとは浮いている。胸を前に出す。(首は上方へ伸びているか。腰は下の方下がっているか。左の膝は床から離れている。)この姿勢から左手を上へ伸ばす。(左肘は伸びているか。目は左手を見ているか。右肩は左へ寄せているか。)次に3の姿勢に戻り、右手を上にあげる。(右肘は伸びているか。目は右手を見ているか。右胸広がっているか。左肩右へ寄せているか。左膝が下がっていないか。)脇を伸ばすポーズと捻るポーズである。<パールシュワナアサナ>
4 3の姿勢から右膝をゆっくり伸ばす。パールシュボッタナアサナーになる。(背中が伸びている感じがあるか。へそは前の向いているか。腹・のどに力が入っているか。)
5 4の姿勢から、左手を肘を伸ばして上にあげる。簡易的な三角のポーズ。3に戻して右手を同様に上にあげる。簡易的な捻った三角のポーズ。(右足・膝を外側へ30度回転しているか。胸がしっかりとねじれているか。安定しているか。)
6 3〜5を反対の足で行う。
7 基本姿勢から片肘ずつ床につける。両肘つける。(顔は正面を向いているか。そけい部がしまっているか。両肩甲骨が開いているか。尻を左右に動かせるか。足を交互に上に伸ばせるか。)そして元に戻して3の基本ポーズ。5回くらい繰り返す。

広尾の日赤医療センター医師からの依頼

4月7日、緊急事態宣言が出されて、ますます日本各地で新型コロナウィルスの感染者が増加し、また死者が出ています。以下のメールが友人から届き拡散してくださいとのメッセージです。
=================広尾の日赤医療センター医師からの依頼です。拡散してください。 =================
この数日でコロナウイルス感染症の患者さんが急増しています。私の病院のコロナ病床は満床になりました。重症者もいます。現場ではすでに医療崩壊のシナリオも想定され始めています。 正直、報道よりも一般のみなさんが思っているよりも、現実は非常に厳しいです。近い将来、本来助けられるはずの命が助けられなくなる事態になりそうだと感じています。今まで、どんな人でも少しでも生きたいという思いがあるのなら、全力で命を助ける医療をやってきました。でも、このまま感染が拡大すれば、「助ける命を選択する医療」にシフトしなければならなくなります。本当に悲しい。 だから、外出を控えてください、人と会わないでください。感染を食い止める方法はこれしかありません。生きていくための最低限の外出だけにしてください。このメッセージを出来る限りの家族や友人にシェアしてください。 時間がもうありません。よろしくお願いします。

皆さま慶應の先端研、遺伝子制御の佐谷秀行先生からの情報です(佐谷先生は大学病院の副院長も務めておられます)。

慶應でも院内感染が起こり、患者さんと知らぬうちに接触した医師や看護師にもPCR陽性者が出たようです。また、ほとんどの感染患者さんは食事中に感染しているようです。佐谷先生がご自身でまとめられた感染防御マニュアルをイントラネットで公開されました。

以下 注意事項↓↓↓
ウイルスが出てくるのは咳とか唾とか呼気。 でも普通の呼気ではうつりません。 これまでのほとんどの感染は、①感染者から咳やクシャミで散った飛沫を直接吸い込む、②飛沫が目に入る、③手指についたウイルスを食事と一緒に嚥下してしまう という3つの経路で起こっています。感染にはウイルス粒子数として100万個ほど必要です。一回のくしゃみや咳や大声の会話で約200万個が飛び散ると考えられています。つまり感染者がマスクをしているとかなり防ぐことができます。なるべく鼻で息を吸いましょう。口呼吸で思い切りウイルスを肺の奥に吸い込むのはダメです。外出中は手で目を触らない、鼻を手でさわらない(鼻くそをほじるのはNG)、唇触るのもだめ、口に入れるのは論外。 意外と難しいが、気にしていれば大丈夫です。人と集まって話をする時は、マスク着用。 食事は対面で食べない、話さない。食事に集中しましょう。会話は食事後にマスクして。家に帰ったら、速攻手を洗う。アルコールあるなら、玄関ですぐに吹きかけて、ドアノブを拭きましょう。咽頭からウイルスがなくなっても、便からはかなり長期間ウイルスが排出されるという報告があります。ノロウイルスの防御法と同じように対処を忘れずに。感染防御のルールを再度整理します。
①マスクと眼鏡の着用②手指の洗浄と消毒③会食は対面ではせず、一人で食事を短時間で済ませる④外から帰宅時は先にシャワーを浴びてから食事陽性患者さんの多くは、手指から口に入るか、食事の時に飛沫感染しているようです。以上を守って元気でいましょう。

続編_写真を見なくても自主トレできる方法3

北海道では雪が降りました。まだまだ、ストーブが必要です。
昨日「体が硬い人のため・・」出版社PHPから「体が硬い人・・大全」という本が近々発売になると連絡を受け、プロモーションビデオを自分で撮って、送ってくれとの指示。。エッと思った。昨日のブログでカッコ悪い爺さんと書いたところで自撮り映像か、としょんぼり。もう2週間したらこの辺り、有名な桜満開の場所なので、お外ヨガのビデオを撮ろうと思います。

4 ネコのポーズから右足、左手を床と平行に前後に伸ばす。(左軸脚は床に垂直。支えている右手も床に垂直。手首痛くならないために掌の中に空間。右膝は下方向。スネは体側と一致している。足の甲を床につける、爪先立ちになる。左アキレス腱伸ばす、縮める。腿、尻、腹、腰の状態。左手は開く、閉じる、形。手のひらを右向き、下向き、上向き、左向き。腕の動きで肩甲骨の状態、胸の筋肉の状態。目線は下、手の先。うなじの状態。右膝を曲げて左手で右足先を持つ。この時胸が広がり、腿が伸びて安定しているか。)反対も。
5 ネコのポーズから右足、左手を床と平行から上にあげる。分かるまで繰り返す。(骨盤の傾き、左右上下。腹横筋の状態。大臀筋の状態。腿の筋肉。手足が先か骨盤の動きが先か。動きの時、腕が耳に近づいているか。胸の筋肉が伸びているか。背骨が伸びる感じがあるか。)反対の手足も
6 ネコのポーズから右足、右手を床と平行に前後に伸ばす。バランスをとる。(右の腰骨を下げる。安定しているか。目を閉じることができるか。右手で右足先を持つことができるか。)反対も。
7 ネコのポーズから右足、左手を床に平行に伸ばし、膝と肘を曲げて近づける。体の状態がわかるまで繰り返す。(お腹に力が入るのが分かる。のどと胸に力が入るのが分かる。背中が伸びるのが分かる。左の甲を床につけた時とつま先を床につけた時の違い。)反対も。
8 ネコのポーズから両手を床に置いて、右足を上にあげる。そして右膝を曲げてかかとを尻に近づける。(右左軸脚が垂直か。腰骨は水平化。膝が下がっていないか。もも裏の筋肉の収縮があるか。臀筋は収縮しているか。)反対も。
9 ネコのポーズから右手を前の床に、右手を横の床に、右手を天井方向へ、右手を左脇下の床へ、それぞれ体を味わいながら行う。気持ち良さを感ずれば何回も行う。(動きによって左肘を曲げたり、ソケイ部を閉めたりする。肩甲骨の動きを意識する。背骨に近づいたり、離れたりする。)反対側も。
10 ネコのポーズから左肘を曲げて、左手の甲を頭の下に置く。右手を前に伸ばす。胸を床に近ずける。(手の甲をアゴの下にした時の状態。両膝を閉じた時と腰幅に開いた時。ソケイ部がしまっているか。手のひらが上、手のひらが下の状態。胸を床に近づけて腰を左へ倒す、気持ち良さを味わう、両方の膝が床についている時と右膝が床から離れている時の違い。)反対も。どちらが気持ち良いか。手の長さは変わるか。
11 ネコのポーズから右足を伸ばして、上に上げ、そして左へ倒す。(よつばいが崩れていないか。両腕はしっかり伸びているか。軽く膝を曲げて、左方向へ頭を向け目で足先が見えるか。)反対も。どちらが気持ちいいか。足の長さが整うか。

学院カウンターに出席カードを置くグッズです。(マウスパッドの代用です。)

続編_写真を見なくても自主トレできる方法2

実は何か自主トレができる方法をビデオに撮ったり、写真にしたりするのですが、悲しいかな、狭い我が家は背景が気になるのです。そしてモデルが爺さんなので様になっていないし、また理想のポーズから程遠いし体の硬さが目についてカッコー悪いのです。よく40年もやってきたと今更ながら恥ずかしいと同時に、世の多少、年を経た人たち、体が硬い人たちへメッセージです。ヨガの基礎さえ身につければいいのです。硬いなりに試行錯誤する時間を作る、そして仲間を作る、師となる人を作る。(著作からでも良い。徹底して学ぶ。)これが基本です。
またイントロが長くなりました。

さて、ネコのポーズです、ここからどんな動きをしたいですか。手足首などで動きを作るとき、他のところがどんな感じがあるかな。今日はそこのところです。四つ這いから動きを数えたらザーッと20個くらい上がります。一つひとつを大事していきたいと思います。

1右足を床と平行になるように伸ばす。以下を時間をかけてチェックする。(腰骨の傾き、あごを引いて頸椎を伸ばす、右を見る、左を見る、上を見る、下を見る。つま先を伸ばす、かかとを突き出す。両肩甲骨を近づける、離す。腹横筋の状態。大臀筋の状態。。。)反対も。

2右足を伸ばして上へ上げる。以下を何回も分かるまで繰り返す。(骨盤の傾き、左右上下。腹横筋の状態。大臀筋の状態。腿の筋肉。腸腰筋。うなじの状態。。。)反対も。

3右膝を胸の方向に引きつける。以下を分かるまで何回も。(アゴの動き。うなじの状態。のどの筋肉。胸の筋肉。背中の状態。腸腰筋の状態。骨盤の傾き。腹直筋の状態。。。)反対も。


正ちゃんです。母の大事にしていた父を想う人形。10年以上学院に飾ってありました。
ちなみにあたまをマッサージする人形もありましたが、解散時に誰か持って帰りました。気持ちが悪いことで評判でした。

写真を見なくても自主トレできる方法。

 北海道では感染者が少なく、ヨガ教室もジムも開講していますが、外国まで至らない東京でも緊急事態宣言が出され、これからは自宅にこもることに強いられることは間違いありません。
 そして今や自宅でスポーツ関係の自主トレが普通になってきた様子です。

 それでは写真を見ないでヨガトレーニングを行います。エッと思うかもしれませんが、これは脳トレも兼ねています。私たちは感覚器を使って判断して、行動を起こしていますが、眼を使わないで、聴覚を使って脳を働かせて動きを作ります。いつも視覚だけに頼る脳の機能よりも、この脳トレを行うと脳のイメージ力が大きく機能アップするはずです。これは人間だけに備わった想像力を高めるために是非チャレンジしてみてください。
 まず注意して欲しいのは使ったことのない脳の分野を高めますから、まずめんどくさいこと、理解できないことがあると思います。これが大切です。想像して試行錯誤して行うのです。見ればわかることばかりですが、それは安易なことです。何か新しいことをする時、想像し、考え、ひらめくことが大切です。それは形にならないものからイメージを作り出し、言葉にしてそして形を作っていくのがアイデアであり創造です。自分で想像して動きを作り出してください。心身一如のトレーニングになります。

 それでは四つ這いののネコのポーズをメインにしていつもこのポーズに戻ります。ご存知のように手と膝で床を押し上体を支えます。腰と腹の力を使って背中を丸くしたり、凹ませたりを思いつきのまま繰り返します。呼吸もいろいろな方法でやってください。動きには答えがありません。皆がやっていることが正しいとは言えません。自分でやってみてください。皆と同じかもしれませんが、自分で感じ考えることが大切です。手の位置、手のひら、膝の感覚などいろいろです。楽で気持ちがいいことが命の働きです。またやりにくいけど、心身の栄養になる動きもあります。自分の命の不足を補う行為です。難しいポーズ、難しい本、苦手な人、、チャレンジしていくためには不可欠な要素です。
手と膝を床から離さない、ネコのポーズをどのくらいの種類ができましたか。レッツゴー!

15年前の教室風景。レオタード後期の時代でした。ネコのポーズです。 

今日はここまでです。次回からこのネコのポーズを使って動きを考えていきましょう。
懐かしのミニチュア。