コラボヨガセミナーについて

このセミナーは新潟市の山田晃先生と私の二人が講師になって、「沖ヨガとは」というタイトルで毎月1回、オンライン_ZOOMを使って開催しています。去年の8月から開催して16回目になります。受講者は札幌市、恵庭市、網走市、北見市、新潟市、燕市、上越市、長岡市など多方面から参加いただいています。
発端はコロナ禍が始まり、山田先生とは、沖ヨガ協会の役員であったため近況報告している間に、沖ヨガをもっと伝えたいということに意見が一致しました。当初は沖正弘先生の考え方や沖ヨガ道場での行法内容を紹介する程度でしたが、回を重ねて、系統的にテーマを作り、「沖ヨガとは」を案内しています。
この数回は山田先生は沖ヨガ10段階を毎月、1段づつ解説して現在、8段階のサマディ、三昧です。私は数回前より沖先生の初期の出版である”ヨガのすすめ”を使って動禅の説明、そしてポーズの説明を紹介しています。
最近のコラボヨガのレジメ(水野分)ここに掲載します。どうぞ一読してください。

第27回コラボヨガセミナー
第26回コラボヨガセミナー
第25回コラボヨガセミナー
第24回コラボヨガ水野レジメ
第23回コラボヨガ水野レジメ
第22回コラボヨガ水野レジメ
第21回コラボヨガ水野レジメ
第20回コラボヨガ水野レジメ
第19回コラボヨガ水野レジメ
第18回コラボヨガ水野レジメ
第17回コラボヨガ水野レジメ
第16回コラボヨガ水野レジメ
第15回コラボ_配布
第14回コラボ_レジメ水野担当
第13回コラボ_レジメ水野担当

オンラインヨガレッスンで考えること

ZOOMを使うオンラインレッスン(オンライン略)を初めたのが5月30日。以来7ヶ月が過ぎようとしています。レッスンの内容も徐々に変わって、最近はyoga week by weekという書物を参考に動きを作っています。ただ、ヨガイコール体操ではないので、ヤマニヤマ を入れ、アサナを作り、そしてプラナヤマ呼吸法、瞑想を時間が少ないなりに入れないとヨガになりません。ヤマニヤマは沖正弘導師の「生きている宗教の発見」という沖先生が亡くなる数ヶ月前に発刊された書物から抜粋して使っています。
 オンラインは「画面の共有」があるので資料を作ったものを、それに載せて説明しています。オンラインの時間は1時間と決めているので、内容的には盛りだくさんになります。資料を作るのも、「生きている・・」を活字に変換しなければならず、手間がかかりますが、書物として読んでいた時よりもしっかりと理解ができるのはありがたいものです。
 また「・・week by week」も1年間52週を一ページ毎に掲載されているのですが、アサナにしても、日本語訳がないものも多く、いちいちwebサイトで調べています。それでもしっくりいかないものが多々あります。それにこの資料は初めは呼吸法で始まり、そしてアサナに入りますが、それがあまりそれぞれ関連性がなく、動きに統一感がありません。立ったり座ったり反ったり座ったりなのです。そこは前からやっている、ほぐす、緩めるという流れを作っています。

 その流れの中で一番意識することは、背中の柔軟性を作ることです。背中が柔らかくなれば、腰も動きやすく、前屈などしやすくなります。やはり動きの基本は前屈だと今でも思っています。すなわち背中を緩めることなのです。そしてその方法はいろいろな形で捻るのですが、背骨、胸椎の捻りを意識することを強調しています。胸椎の横突起はスライドしてねじれを作っていると説明します。しかし思うように捻じれないのは背中の筋肉が硬いからです。

 そしてこのねじりの時に肩甲骨の動きを強調しています。(例えば右へ背骨を捻るときは左の肩甲骨が背骨から離れ、右の肩甲骨は背骨に近づく。)これに限らないのですが、骨の動きを意識することは、「今、ここ」を大切にするマインドフルネスにつながります。アサナを作ることに懸命になると体から意識が無くなります。いつも骨の動き、体の動き、手の動きなどに意識を置くことが、動禅たるメディテーションになるのです。
 呼吸法は個人的にはワンパターンで行なっていますが、オンラインのときはバライエティな呼吸法を調べながらやるのは本当に役立つものです。呼吸が血管を柔らかくすること、体の体液循環に役立つこと、ガス交換を効率的に行えること、最高のリラクセーション(リラクゼーションは和製英語と書いてあった)になります。そのためにはこのオンラインでは時間的に少なくて、呼吸法で効果的を出すには10分以上というが定説です。
 最後にオンラインの環境ですが、いろいろ問題がありました。音が小さい、写りの範囲が狭いなど。。それでロジクールのwebカメラを導入し、音が解決しましたがパソコン(macbookpro2018)やこのwebカメラは会議や対話するものなので、視野が狭いのです。それであれこれ調べているうちに、ビデオキャプチャーなるものを使うと、持参品のSonyコンデジカメラ(コンパクトデジタルカメラ)RX100M3が使えるとわかり、視野が広くなり、また聞いたところでは画像がすこぶるきれいになったと言います。そりゃーこのカメラ、古くなりましたが新品で7万くらいしたのですから。。

 他にヨガマットですが、解散した後、古いヨガマットだけで何も無いので厚さ12mmを購入しましたが、やはりマットはブランド品がいいみたいで使いづらく、学院に敷き詰めてあった18枚のうち4枚くらい欲しいと言われ渡してあったのを1枚ゲットして、快適に使っています。
 ということで快適にオンラインをしていますと締めたいところですが先日、パソコンの電源が抜けてレッスンが途中で終了してしまいました。多分ビデオキャプチャーの重さで抜けたのでしょう。抜けたままレッスンを続けたみたいで、それ以来、チェックを厳しくしています。ということで、これからも有意義なオンラインを続けていきたいと思います。

円山動物園に行く

連休前の小雨降る、悪条件の中、カメラに詳しい友人と円山動物園に行きました。目的は写真です。幼稚園児、小学生の団体がたくさん来ていますが、いたって空いています。明日からは混雑するでしょう。いちばんの目的は北極クマ。迫力ありますね。人以外の動物界の頂点にいるそうです。

エゾシカ・オオカミ館では見慣れた鹿だけど、堂々としていました。そしてオオカミはずっと寝ていた。ちょっと残念。
・・とか何とか・・でアップダウンのある坂道、そして建物中、階段と結構歩きました。13000歩です。4時間くらい居て帰る頃には雨が止んでいました。

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除雪 北海道の冬の営み

久しぶりに年末から今日に至って除雪を数時間で過ごしています。年末は運動不足解消で筋肉トレーニングでもするかとせっせと家の周りの雪を向いの空き地に雪を捨てていました。周りは雪山ですが地面まで雪を取ると気持ちいいので病みつきになっています。ところが昨日からの少し大げさな暴風雪の気象警報は本物で外ではすごい音を立てて窓を雪が叩いています。風でホワイトアウトになり、景色を消してしまうのです。当然山であれば遭難です。私も帰宅途中でしたが歯を食いしばって自宅がマンションでないことを悔やんで5分の道のりを必死の思いで帰りつきました。風が止むと積雪量はほとんどなく、朝になり硬くなってしまった雪を除雪です。もう筋肉トレーニングなんて言ってられません。腰が痛い、腕が、手首が痛いとまた同じように除雪です。子供がその様子を見て「2ヶ月経ったら春になって雪、解けるよ」なるほどと思っても、それでも父は除雪を続けます。
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恩師の悲報

 年末近くになり喪中はがきが来るようになりました。その中に大学時代の恩師の悲報もありました。私には数多い師の中で彼は特別の存在でした。
 直接学んだ期間は数年間でしたが、まだ甘い考えが漂っている青年期にとって師の生活態度は当時の自分にとって驚くべきものでした。今でこそそのような活動をされている人は多々いるのですが、私にとってははじめて近くに見る方でした。
 決して役職に満足する存在ではありませんでしたが、朝早くから夜遅くまで学生を相手に手取り足とり、本当に学生を連れてあっちの研究室こっちの研究室に連れていき、機器の扱い方をアドバイスをし、その合間を見て自分の研究、そして学校の会議や事務作業です。師が椅子に座っている姿、食事をしている姿を見たこともありません。個室研究室にはナイロンのサマーベッドが折りたたんで、隅に立てかけられていました。週のほとんどが泊りこみと聞いたこともあります。このような生活は今では研究者にとっては普通の生活かもしれませんが、その後の私の人生に大きなモデルになったことは間違いありませんでした。
 喪中のはがきをもらってすぐに電話をご自宅に入れさせていただきました。奥様が出られて、ご挨拶だけと思っていたのですが、師の思い出が尽きませんでした。師にとってたぶん私は手がかかったと思います。テーマ報告書はなかなか出てこない、時々行方不明になる(山登りに行っていた)一番忙しいときにアルバイトをしてしまう(このときは師がやめろといって迎えに来てくれた)、就職はなかなか決まらない(師の紹介で決まった)。そのような学生だったことを話をしました。
 その後、師は他の要件も兼ねて札幌にも来てくれたりしました。大学に在職中は上京した折は私は師の好きなお茶をもって訪問もしました。大学退職後は大阪の会社で相変わらずの研究を80歳まで続けられたことを年賀状で聞いていました。その文面は「相変わらずの研究です」という文でした。
  先生のご冥福をお祈りします。
 この場での一文は不適切かもしれませんが私を育てていただいた方の生き方を紹介しました。

まだまだ現役

教室には長くヨガをやってきた方がたくさんおられます。一番古い方は昭和56年(1981年)以来の69歳の方、男性です。そしてこのカードの持ち主84歳、男性Kさん。平成2年から22年間当学院でヨガをやってきました。44枚あります。

毎週欠かさず月曜日昼クラスに同じ84歳の男性Sさんとそろってお見えになります。Kさんは若い頃は駅伝の選手で名前をちょっと知られた人だったそうです。珠算は北海道で一番古く、今も全国の名誉役員、大学教員定年までスキーをし、今も海外旅行に精を出している強者です。Sさんは昭和60年からヨガを始め、今は親子孫と三代続いて、教室に来ていただいています。禅寺で座禅をされているせいか、背筋が伸び、柔らかい表情の中に時々眼が光る時があります。
次の方もヨガ歴は長く、まだまだ現役でばりばりの方です。昭和56年定山渓で合宿をした写真の中に沖正弘導師とはさんで座っているのが私とTさんです。Tさんには陰となり表となりお世話になっています。始めは奥様が先にお見えになり、その後多くのイベントに参加されています。

男性ばかり紹介してきましたが、女性の方が圧倒的に長く続けている方は多いようです。
私も年を取りました。でも皆さんまだまだ現役です。毎週みな様にお会いできるのが大変うれしいです。
私もがんばります。

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日々変化更新

 拙著「体が硬い人のためのヨガ」が発行されて2年経ちました。おかげさまでいまだに、増刷の連絡を出版社から頂いています。またこの本はイラストが中心なのでDVDのビデオを出してほしいという要望が出版社にあり、制作を冬からかかっています。出演者は「私」です。きれいなお兄さんおねえさんの方がいいのにと思ったのですが、主張は通りませんでした。それもようやく、出来上がりそうです。
ところで、1ヶ月くらい前に出版社「日経ヘルス」さんから取材の話があり、雑誌として全8ページカラー版で紹介をいただきました。題は同じく「体が硬い人の・・」で同じです。小さく私の写真が出ていますが、この写真はDVD制作用の写真でした。おもしろい写真なので早めに皆さまに紹介します。

さてさて、体が硬い人は前屈のポーズのときは、膝を曲げましょう、と述べてきましたが、最近変わりつつあります。それは背すじを伸ばして骨盤と背骨を一体化すると、不思議に膝が曲がりませんがそれなりに倒れてくれます。ただし、欲を出さないという注意が必要です。ヨガをやっている人も普通の人もそうですが、欲が強すぎます。ヨガや仏教では「ありのまま」の姿を大切にしてきました。しかしポーズを作るときに、あるべき姿を想定して、無理をしたり、ある部分だけ(頭だけ)倒したりしています。それは己を知らずして、欲を出している姿といえましょう。
正しい前屈は背すじを伸ばし、骨盤が倒れるところがその人の「ありのまま」の前屈なのです。少ししか倒れないかもしれません。しかし己の欲を消し、自分の体の重さを感じ取ると、少しずつ動いていく、倒れていくのがわかります。いや変化しないかもしれません。それはそれでいいと思います。ポーズを作るときに雑念を消すのです。アサナとは、動禅です。瞑想です。是非そのようなポーズを作ってみてください。
少し付け加えますと、長座で座っているとき、座骨は床に刺さるがごとく置かれています。倒れるに従ってその座骨は後ろへ滑って行くのが感じられたら、かなり進歩してきているでしょう。是非、動禅としてポーズを作ってください。このようにポーズの作り方は日々変化し更新していくものと思います。

青空ヨガの報告

朝は少し雨が降りそうだったのですが、天気予報などから昼近くになると、晴れる!という確証で開催しました。おかげで芝生の湿りもなく、快適な青空ヨガの開催日になりました。
毎年と同じように、たくさんの方が参加され、短い時間でしたが大いに楽しんでもらえたと思います。
毎年、必ず参加される方、ありがとうございます。その中には84歳になる方もおられます。また今回、妊婦さんで10カ月になる方も参加いたいだきました。子連れ、ご夫婦、親子三代、たくさんのありがとうで終わりました。

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一人だけの桜

今年も近くの林業試験場(農水省管轄)に桜が咲きました。今年は雨が降って、どうなることやと思っていましたが、きれいな豪華な桜並木になりました。テレビ放映されたのか、たくさんの見学者で有名になりました。最近は車乗り入れ禁止です。数人のガードマンまで立っています。
日曜日には我が家の前の道路は片側にずらりと駐車です。曇り空にもめげずに、たくさんの人が行き来しています。桜並木がどこかの行楽地のようです。その中に見覚えのある人が。。やぁやぁとしばらく立ち話でした。お茶でもどうぞとしきりにさそったのですが、いえいえまた今度ということでした。(これ断られたのですね。遠慮したのかな。)
二日後、今日の朝は抜群の天気です。カメラを持ってもう一度桜の見学しました。誰もいません。すごいことです。
誰もいない自分だけの桜の中で写真を撮りました。駐車禁止の赤いコーンが邪魔です。

台湾で本が出版されました

1昨年夏に刊行された「体が硬い人のためのヨガ」はおかげさまで11刷に達しました。そして当学院の関係の方だけで1000冊が売れ、先日に新たに100冊注文しました。ほんとうに皆様のおかげです。

そしてまたうれしいことに、中国語に訳するという話しもいただき、契約書も1年前に交わし、ようやく台湾で店頭に並んでいるそうです。

企画をいただいて、ライターの方と案を絞り、普段やっている教室での動きを再現すべく討論をしても、変更やボツが重なってようやく、これも出版関係者のプロ意識に支えられて出来上がりました。「水野健二は自分が大好き」と本の中で述べている項目があっても、皆さんのの期待にそえるか不安で、売れないから絶版という恐れも考えていましたがおかげさまで11刷です。「大好き」という呪文は運を良くするものと確信しました。

自分では気が付いていないのですが、あるヨガインストラクターの方が、ヨガポーズを組み立てるのにバイブルになっているということでした。私はその方に、本に書いている動きは単なる一例で、一つ一つの動きをしているときにどこに刺激があったり、気持ち良かったりなど感じることで、次の動きが出てくるものですよ」とコメントしました。普段はマヒして沈黙をしている筋肉が味わっていることで目を覚まして、無意識に、次はここを動かせと指示してくれるのです。

体の柔らかい人、パワフルな人こそ丁寧に自分の体を見つめる機会を作っていただければと思います。最近ユーチューブなどできれいで美しいポーズを作っているお兄さんおねえさんのポーズを観る機会があります。すごいなと感激します。でも、私の周りはおじさん、おばさん、おじさん、おばあさんが多くなりました。わたしも 「」の年代です。できる範囲で、かっこわるいけれど気持ちのいい動きを作っていきたいとおもいます。