当学院の研究会では棒を使ったヨガポーズをテーマにしました。
棒は家庭用品売り場にあるもので0.9m×φ30mmのサイズです。
棒はエッジを丸くしておいた方が床を痛めないためにいいようです。
棒を使うことによるメリットは安定感のある支えがあるので体重を乗せることができます。それで苦手なポーズでもこの棒に体をあづけることができます。また体が硬いと、膝が曲がったり、背中が丸くなったりするのですが、これが無くなって姿勢の調整や余計な緊張を無くします。またベルトと同じですがこの棒を使って軽く楽な動きを繰り返すことでストレッチ効果を高めることができます。
他に立ちポーズなどは壁につかまるのもいいのですが、棒はある程度動いてくれてバランス点を探すことができるので、棒ワークならでは本領はっきすることができます。また棒はころころと転がるので、体の各部位をマッサージすることもできます。この棒を持って思いつきでいいですからいろいろ試してみると自分流の棒ワークができると思います。
ほぐし編
1.棒を立て足指の間に入れてストレッチです。4ヶ所、両足ともやります。終わったら指を開いてください。すごく開きます。
昔単一の乾電池でやったことがあります。もっと痛かった。拷問です。
2.棒のエッジで足の甲の骨の間を押圧します。痛いけど気持ちがいいです。手でやるよりもやったという気持ちが強いです。でも無理しないでください。
3.棒を横にしてふくらはぎから腿裏のマッサージです。これは気持ちいいですね。棒を傾きを変ると脛や腿前面もマッサージできます。
4.背中もお尻も座った刺激することができます。あとはいろいろ応用です。思うまま使ってください。
5.うなじが気持ちいいです。あご出したり、棒を傾けたり、首すじもできます。ETC。
アサナ編
棒を持って何かアサナを作ろうとすると不思議にアイデアがわくものです。ここで一つ一つ上げて無くてもいいかなと思うのです。前屈系だけアドバイスします。右足を前に出し片方内側に曲げて前屈する時ふくらはぎあたりに棒を立てその棒にぶら下がります。届く人はてっぺんに手を当ててもいいです。
硬い人はとても前屈の体勢にはならないけれど背中や脇が伸びてきます。この時背中を反るような姿勢を心がけることが大事です。この動きをやっていると普段の姿勢も良くなるし、前屈愛好者になれること間違いなしです。ベルトと同じように背中を緩めることが大事です。このパターンで行えば稲穂のポーズも開脚のポーズも猿王のポーズもできそうです。どうぞこの棒で遊んでください。遊びは思い付きです。思い付きから世の中の有名な発明発見が生まれました。体を柔らかくしても誰にも恩恵はありませんが自分だけは自信がつくと思います。
研究会では他にコブラのポーズ、三角のポーズ、弓のポーズ、ねじりのポーズ、英雄のポーズなどそれぞれが発表しコメントを出しあいました。研究会の皆様お疲れさまでした。