尻歩き前進は腰を緩める

 この動きは尻歩きと言われています。腰の周りの可動域をよくするために時々行っています。今回は尻歩き全身は前屈のポーズを行いやすくするために取り入れました。前屈のポーズは体全体を整えることができるのでスポーツのウォーミングアップの時にもよく使います。この尻歩きは腰の硬い人、猫背の人、膝が痛い人に効果があります。映像にはありませんが足裏を合わせる合蹠で前進しても同じような効果があります。
 前進をやってみると後ろのほうへもいきたくなります。実際やってみると、後ろ向きの尻歩きや合蹠後ろ歩きは前屈がしにくくなります。それなら反り腰のように前屈は楽だけれども丸くなるのは苦手の人には後ろ向きの動きは良いようです。例えば下の写真のようなポーズは後ろへ移動していくときに楽に作れます。反り腰系の人には不得意なポーズなので後ろへ移動することを多くするといいでしょう。
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ポーズや動きは体のひずみ修正でなので、自分の体を知って、不得手、やりにくいものを意識して行うことでバランスの取れた体になることでしょう。

定山渓合宿研修会

恒例の沖ヨガ北海道の合宿を定山渓で行いました。なかなか予約の取れない研修所で去年に続いてラッキーでした。環境良し、キレイ、美味しい、安いで満足でした。合宿では普段、教室でできないまとまったヨガを行う機会です。柔軟体操・瞑想・DVD「生きる」鑑賞・基本ポーズ・呼吸法・笑い行・そして懇親会・朝は般若心経の読経・足ゆらし・首ゆらしの癒し・五臓六腑のお勉強・優しくて厳しい強化法とあっという間の合宿でした。いつもは入れないお風呂にもたっぷり時間がありました。
終わった後は有志10数人でケーキ食べ放題、コーヒなど飲み放題、足湯し放題、ゆったりした空間で「すっと安らぐ定山渓時間」の「心の里貞定山」入場料1000円。最高の時間でした。
錦渓

心の里

連合町内祭り

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 今年の春から町内の役員をしています。ちょっと多忙な役割で、会長さんに次ぐ雑用係です。わが町内は200世帯があり13班に分かれています。回覧板や市役所広報そして月に二回の役員があります。この町内に移り住んで25年くらいになりますが、何年かに一度、家内が役をこなしてきました。しかし今回は私の番ですがたくさんの雑用があることに驚きましたし又いろいろな催しがあることもわかりました。夏のラジオ体操や盆踊りの段取りも役ではない手慣れた人が中心に係わっておられることに気が付きました。地域社会の貧弱さが言われていますが、役でない人が頑張っていることの頼もしさを感謝します。 続きを読む

国際ヨガの日

aozora1506brg  AUM  国際ヨガの日ロゴ
インドのモディ首相の提案のもとで6月21日は「国際ヨガの日」と制定することを国連で宣言されました。このことで、この日は全世界でヨガの催しが開催されると思います。そのくらいヨガが世界に広がったということは長年、ヨガに携わったものとして感慨深いものです。またはじめの頃は認知活動していたのが嘘のようです。最近ではあまり依頼も少なくなりましたが、20年以上前には市町村や上場企業からの保健部門や福利厚生部門で要請され道内を端から端まで・・釧路、稚内、網走、北見、函館を駆け回っていました。札幌近隣でも同様です。またたくさんの仲間にも巡り会え、現在もともに活動しています。
 この日は偶然に前から企画していた「青空ヨガ」があります。あとで新聞に制定されたと知って急遽「国際ヨガの日」記念項目を入れました。この青空ヨガは今年で5回目になり、札幌の中心にあってパークホテルやキタラ札幌コンサートホールのある中島公園で開催します。昼前の1時間ですが、学院の研究生が企画をし、楽しいカリキュラムを作っています。また北海道新聞の夕刊にも19日夕刊に告知されるようです。終わった後は木陰の中で思い思いのグループで、ランチを楽しむことになるでしょう。
 この国際ヨガの日にちなんで日本インド大使館では日本にヨガの種をまいた方、団体を招待して功労賞を授与することになりました。大使館からのメッセージよると沖正弘氏と名前を挙げられ、その関係の団体が沖ヨガ協会だけでなく他にも参加を呼びかけていました。沖先生の交流の深さを改めて知りました。
 札幌では私がヨガを始めたころ、南1条に交通公社ビル、今はきれいなファッションビル、IKEUCHIZONEになりましたが、古いビルの6階で体操教室を開いていました。そのときと地下でタージマハールというカレーレストランを創業したてのころ、社長のダニエルさんと知り合いました。今では札幌ではタージマハールというとインドのお寺というよりカレーとでてきます。今度の受賞の件でダニエルさんに会っておこうと思い、ファクトリー店に行くと奥様もおられて当時のことやインドのリシケシ、ガンゴトリなど聖地の話で盛り上がりました。最後に奥様もヨガをやりたい、ぜひ水野さんのところでと話が進んだのですが、インドの方にとってヨガとは瞑想と呼吸法を意味することなのです。実情を話をし、日本のヨガでは動きが中心だというと驚き、ヨガの入会はたち消えてしまいました。
 たしかにヨガはヒンズ教の一部であり、破壊の神シバ神を祭っているのです。輪廻転生の世界は仏教でもありますが、インドのそれはもっと現実化し、破壊されることで創造が生まれる、現世を生きることは生まれ変わりを期待して修行するという意味合いがあるそうです。カーストという制度は憲法で禁止されていますが、まだ民衆の中では生き続け、業績を上げることで上の段のカーストにあがるということもあるそうです。またヒンズ教ではオーム(aum)というマントラは聖なる音になっています。神社で手を合わすと同じようにオームを唱えること、そのオームは日本ではオンという真言になったり、阿吽という意味になったりして口を開ける「あー」、口を閉じる「ん」として始めから終わりまでと言う意味ではヒンズ教のブラフマ創造、ビシュヌ維持、シバ破壊と通じるところがあります。またこのあうんは神社の狛犬こまいぬや仁王、シーサーなど宗教的意味合いが隠されています。
 そういうことを学んだ私は教室授業ではインドの文化、ヨガのことを改めて実践しなおすということで授業の始めにアオンというマントラから初めてプラナヤマ、瞑想を追加しています。それでもクラスは体操的な要素は抜けられませんが沖先生のヨガがヒンズ教的でなく「命を限りなく強化し、改造していく」ヨガですからただ祈るだけでなく、動きや合掌を伴うクラスにしていきたいと思っています。それでも瞑想と呼吸法が加わっただけでもいい感じだと思います。
 

沖ヨガとは何か。

先日、静岡県御殿場(時の栖ときのすみか)で全国から沖ヨガ関係者が集う、国際キャンプが2泊3日で開催されました。
長崎、北海道他全国・そして台湾からと総勢120名が参加し高齢者も90歳近い方も若い人と同じように瞑想や講演や強い動きも盛りだくさんの沖ヨガ行法を行いました。

時代が変わり、今では沖ヨガとはと、説明しなくてならない時代になってしまいました。沖正弘先生が創始され、日本文化を取り入れた沖ヨガは日本国内で文化センターなどで40年前にいっせいを風靡しました。しかし、今では横文字のヨガがずいぶん多くなり、沖ヨガをきちんと説明する必要が出てきました。

沖先生の説かれたヨガはただポーズを作って柔らかくするとか呼吸法や瞑想をするという単純なものでなく、「生命即神」、「求道ヨガぐどう」「総合ヨガ」「生活ヨガ」をめざしています。

以上のところを明快に説明があったのは今回の龍村先生の講座でした。龍村先生は沖正弘先生の古くからの研修生で沖先生亡き後、長く沖ヨガ道場の道場長を勤められました。今では沖ヨガを伝えることのできる一人者と言えるでしょう。 続きを読む

シムハアサナの再登場

前のシムハアサナは以下にあります。https://mizunoyoga.com/blog/?p=415
「身体のホームポジション」参考にしました。
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 ヨガは心身修正法です。体を通して心をコントロールし、また心を通して体を調節します。今週の学院のテーマはシムハアサナであるため、いつものように腹から息を吐き出すようにしてライオンのたくましさをまねてみました。まねをして気持ちをパワフルにするにはいい方法です。

 余談ですが今、司馬遼太郎の「坂本竜馬」を読んでいます。フィクションが入っているから龍馬でなく竜馬と名前をつけたとあります。その坂本龍馬の出身地、土佐藩には幼名としてやたら動物の名前の一部を付ける傾向があったそうです。龍馬も牛太郎、寅吉、馬三郎などなどでエネルギーをちょうだいしたのでしょう。ヨガのポーズの名前もその特異なパワーを感じながらポーズを作るようにと名付けられたのでしょう。

 最近は顎関節が痛い、音がするという人の話も聞きます。不都合なときは病院ですが、自分で習慣を変え対処できるのであればその方がいいでしょう。顎関節の不都合はほっぺの筋肉が緊張しすぎているのです。もっと顔をだらしなくすればいいのですが、人前では賢そうにしなくてはなりません。顔の筋肉は脳神経に属しています。心が緊張すると顔に表れます、そして歯ぎしりをするように強く歯を噛み締める傾向があります。
それで舌をもっと動かしたら良いという「身体のホームポジション」を見つけました。それを参考に話を進めたいと思います。

 舌を大きく出したり、引っ込めたりすると下顎が緩む感覚になります。すなわち顔が緩み気分的にもリラックスしてきます。おしゃべりの好きな人はヨガ関係者(失礼、講義好きでした。)にも多いですが女性は特にその傾向が多く、わが教室の下のエレベータの前で1時間以上立ち話をしている人がいます。話せば話すほどリラックするのでしょう。舌が自由になることを滑舌というそうです。ストレス解消です。

 舌を繊細に前後、左右動かすと心と体の自然性が回復してのどが敏感になり味覚も良くなり過食も防ぎ、また体に不具合なものはすぐに吐き出す能力もつくとのことです。ここの所とても大切です。ぜひ実践してください。

 戦後間もないころ帝銀事件というのがありました。十数人に青酸カリを飲ませましたが数人は吐き出して死ななかったそうです。沖先生の講演にも不要で不適なものは出してしまう、それが本能だと言われました。

 シムハアサナを四つ這いになって作ってみます。背中を丸くして下を向いて大きく口を開けてはぁーーーぁ、とするのですが、そのときお腹をみぞおちに押し上けるようにすると効果的です。終わった後正座をして体を確認すると顔は緩み、舌が沈み、あごが重くなっているのに気づきます。そして何よりも口の中が広がりのどが広がり、口と腹がつながって一本の管のようになっています。管をひっくり返したら表になる、管の内側は表面で外気とふれあって口の中のようにの潤っている感じです。このことは腹、内臓が無感覚で見えないものでなく、実感できるのは自然であり生きる力をそこに見ているのです。
 
 シムハアサナを通して口と消化器の自然性を回復する気づきがあって、過食を防ぎ、食事の美味を感じ、不要で不適なものを入れないようにしたいものです。

棒を使ったヨガポーズ 

当学院の研究会では棒を使ったヨガポーズをテーマにしました。  
棒は家庭用品売り場にあるもので0.9m×φ30mmのサイズです。
棒はエッジを丸くしておいた方が床を痛めないためにいいようです。
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棒を使うことによるメリットは安定感のある支えがあるので体重を乗せることができます。それで苦手なポーズでもこの棒に体をあづけることができます。また体が硬いと、膝が曲がったり、背中が丸くなったりするのですが、これが無くなって姿勢の調整や余計な緊張を無くします。またベルトと同じですがこの棒を使って軽く楽な動きを繰り返すことでストレッチ効果を高めることができます。 続きを読む

集中力を身につける、くつろぎのポーズ

 ヨガのボースの中で一番簡単でまた奥が深いのが「くつろぎのポーズ」です。そのポーズはただ横になっているだけです。サンスクリットで「シャバアサナ」、「死人のポーズ」とあんまり好ましくない名前です。しかし普段やっていて、死人になるくらいそのくらい深くリラックスできますかというとほとんど横になっているだけです。時には寝ている、ほかのことを考えていることもあります。 続きを読む

ベルトを使ったポーズ練習2

ベルトを使ったポーズの続編です。前回は体幹を刺激することで股関節の動きが良くなっていくような気がします。前屈系にいいようです。
今回は腕周りを中心に写真を撮りました。ランダムで、思いつきのまま動かしたり、すればいいのですが、ポイントが無理なことはしないことです。痛みは筋肉を緊張させますので緊張しないように動かすことです。
これをやっていて、おもしろいことに気がつきました。まず首が柔らかくなること。そして手首が柔らかくなるのです。
腕や手のいろいろな動きも楽にできるようになります。かなり期待してもいいと思います。思いつくままに動かしていいでしょう。 続きを読む