学院には絵画「赤いサボテンの花」と工芸品「皮革で作った年輪」が飾ってあります。
絵画の方は学院の正面に飾ってあり、大きな絵画です。作者は阿部国利さんで油絵の裏に<「赤い花(サボテン」1979年作品 蒼騎会 新北海道美術会 エコルド・エヌ>と書いてあります。出所は大西さんという方に1987年夏に無期限でお借りしています。ただ家に飾っているよりも多くの方に見てもらったほうがいいということ譲り受けました。作者には一度、2000年頃隣の時計台ギャラリーの展示室で赤いサボテンに似た作品を見つけ、たまたま作者の阿部さんがおられて当学院まで見に来られたことがあります。
今朝何気なく絵画の額を掃除していて額の作者の方の名前が気になり、裏をあけました。そこには上記の銘がありました。阿部国利さんをネットで検索してみると13年前に亡くなっていました。この絵画はほとんど学院と共に歩んでいます。
そして工芸品の作者は大〇秀子さんで当ヨガ学院に1998年から16年くらい通われていました。大〇さんは皮革の製品を数多く制作し、この作品は中でも大作で東京などに展示され、最後に札幌に戻ってきたとのことです。これも大きな作品で革製品なのでとても重く学院の壁には補強をして飾っています。入口からは見えませんが教室内に入ると威厳ある絵画風のレリーフです。
半年くらい前に近くに寄ったからと10年ぶりに尋ねてくれました。色が薄くなったねとのコメントです。もう飾ってから11年を経ようとしています。すべて皮革でガラスケースに入れていないので汚れなどが気になります。
この二つの作品が受講生の方の目を癒してくれています。