連合町内祭り

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 今年の春から町内の役員をしています。ちょっと多忙な役割で、会長さんに次ぐ雑用係です。わが町内は200世帯があり13班に分かれています。回覧板や市役所広報そして月に二回の役員があります。この町内に移り住んで25年くらいになりますが、何年かに一度、家内が役をこなしてきました。しかし今回は私の番ですがたくさんの雑用があることに驚きましたし又いろいろな催しがあることもわかりました。夏のラジオ体操や盆踊りの段取りも役ではない手慣れた人が中心に係わっておられることに気が付きました。地域社会の貧弱さが言われていますが、役でない人が頑張っていることの頼もしさを感謝します。

 今回、町内の連合祭りというのも久しぶり、子供が小さい時に一回だけ顔出した程度でしたが、今回は役員として朝から夕まで係わりました。この打ち合わせも連合町内会の集会、そして町内役員だけの集まりでスケジュールが決まっていきます。
 当日は朝7時半に町内の公園に集まり神輿(みこし)の準備です。子供が15人くらい、大人が10人くらいで町内を一周します。その間、お祭りの音楽をテープを流し、マイクでわしょっい、わっしょいと囃(はや)し、大きな声で○○町内です。今日はめでたい日です。皆様のご協力をお願いします。とお布施をいただきます。戸口から走ってきて賽銭箱にお布施をいただくとマイクでご協力ありがとうございますという声も大きくなります。これは子供たちのお小遣いになります。途中で隣の町内の神輿と鉢合わせになることもあります。規模の大小を競い、励ましあいます。選挙カーみたいです。
 くまなく一周すると、少し休んでから、1キロくらい離れた連合町内会の祭り広場に行きます。約28町内が集まる大規模なものです。役員お方のあいさつが始まり、衆参道市の議員さんの紹介、区長の紹介、校長先生の紹介などが終わると、子供たち、大人たちの運動会です。高校や大学のブラスバンドもチアガールによるデモンストレーションがありました。
私にとって懐かしい風景です。団塊の世代の小学生の頃は毎年このような学区ごとの町内運動会がありました。隣近所の人がみんなで弁当を作り、参加しました。
 しかし今は町内のごく一部の人だけしか参加しません。それでも500人くらいはいましたけれど。この人数が分かったのはパン食い競争の時です。350用意してあるパンがなくなる可能性があるとアナウンスしていました。本当はだだっ広いはずですが500人集まると狭いものです。広場では役員の人が焼いた焼き鳥、とうきび(とうもろこし、私の田舎ではなんばん)が売っていて、町内の人に配っていました。そしてお弁当も配られるから自腹は何もありません。(お弁当は私が注文し私が配りました。55人分です。少し余りました。)
 私が参加した種目は買い物競争と綱引きです。買い物競争は白いTシャツを着たお姉さんとなっていましたが、白いTシャツを着たおばあさんに頼み込んだら、あらウレシと一緒に走ってくれました。綱引きは要領がよかったような気がします。50人どうしの綱引きですが、何人かの人たちと示し合わせてタイミングを合わさず引きずられないように我慢することに気を付けると結果的に勝ってしまいました。戦利品は台所用洗剤とキッチンアルミホイルでした。
 戦い済んで、おみこしリヤカーを引っ張って町内の公園に戻り、お世話いただいた方が集まって後片付けです。おつかれさまでした。もう陽はかなり傾いていました。