「奇跡の脳」という本は去年発刊され、TVでも著者が出演して話題になったそうです。そんなこと何も知らずに、受講生から偶然、借りて読みました。著者は脳科学者であり、幅広く活躍していたのが、37歳のとき脳卒中になり、再生まで8年かけて、元の職場に復帰したという脳の可能性と神秘性を描いたドキュメントです。脳のことを知り尽くした著者の脳が壊れていく様子を克明に、しかし途中から断絶、そして回復していく様子を表していく中で、私たちが何が生活の中で必要か、そして何が不必要かを体験を通じて教えています。すなわち心のあり方が自分の生命エネルギーを強くしたり弱くしたりすることはヨガのヤマ、ニヤマ(やってはいけないこと、やらなくてはならないこと)と同じなのです。そして睡眠を取ることの大切さも述べています。私のグループは寝ないことを自慢にする傾向がありましたが、これは間違いであること、そしてマイナスの感情がわいてきたら90秒だけが我慢しなさいとさとしています。この間に悪い要素は消えていくのですが、現実の私たちはいつも根に持って、一時間も、24時間もそして何年も悪い感情、憎しみ、悲しみ、怒りを持ち続けています。それは自分自らそのようにしむけていることであってそんな感情とは早くおさらばすべきだと言っています。そういえば私もヨガの時間に、又自分自身でも「グッバイ療法」といって断ち切る行為、言葉を使って思い出さないようにしています。右脳、左脳の考察は面白く、ヨガや禅でいう「いまここで」の大切さを何回も強調していました。
この本は借りるだけで申し訳なく、蔵書にするつもりです。とにかくすばらしい最近にない本でした。裏表紙にはタイム誌の「2008年世界で最も影響力のある100人」に選ばれたそうです。
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クラス風景
ちょっと驚きのポーズです。現在9ヶ月のSさん。
すごいチャレンジ精神旺盛です。うつぶせは前から平気でした。今日は弓にポーズを作るので無理しないで見ていてください。でも面白そうだったら少しだけですよ。お腹は直接、床に着けています。大丈夫と聞くと、胸8割、お腹2割に体重をかけるのだったら大丈夫とのこと。なるほど。この後がまだあるのです。弓のポーズを作って、仰向きになって割り座になり、また弓になって回転していきます。まさか、やるとは思わず1回まわって、STOP!!やめて!!とこちらからお願いしました。Sさんふーぅ。きついわ、と。赤ちゃん動いている?と恐る恐る聞いて、「動いている、大丈夫」と言ってくれて、ほっです。いくら、面白いと言ってもほどがあります。
ときどき、皆さんの前でここのマタニティヨガの考えをお話ししています。ここはおかあさんの体調を整えるところ、もし、異常があったり、不快など医療的な問題があれば医療施設へ行ってください。ここは医療機関ではありません。マタニティの方は病気ではないこと、心も体もマタニティライフを快適に過ごすために生活を正すため、その方法を学ぶところ、いつも赤ちゃんとお話をしてください、楽しい面白いと思ったらチャレンジしましょう、でも無理はしないでください。こんなふうに説明しています。無理か無理でないかはあくまでおかあさんたち(あかちゃんと)が決めるのです。過保護になりがちなこの体と気持ちを少しでもたくましく動けるようにお手伝いしています。これからもがんばってくださいね。Sさんの写真を掲載するのは許可済みです。少しぼかしましたが。。
30年前の催眠研修
面白い写真が出てきました。大阪の立木寅雄?先生の催眠研修会を3泊4日で受けた時の写真です。決して面白半分でなく、心理学のお勉強でした。この時の研修は今もしっかりとヨガ授業に役立てています。すなわち教育やコマーシャルが暗示効果であることです。繰り返し、繰り返しイメージすることで記憶に残ります。リラックスする時も繰り返し行うと効果があるのです。
この暗示効果は判断力が無くなったとき、他者暗示が入ってきます。昔は「○○万歳」と言って戦争にかりたてられました。みんながするということで判断がなくなったのです。ですから私たちはしっかりと自分の考えを持つ必要があるのです。この写真は力を抜けと言われたらこのようになりました。この先はどうなるのかと言いますと、頭と足にイスが置かれ、体が板のような状態になり(板状になれ!と言われました)、このからだの上を人が座るのです。意識ははっきりしていました。しかし支えられないという緊張感は全くなく、ただ重いなぁくらいでした。これは人の脳の使い方がいつもと違うということでした。火事場の馬鹿力と同じです。脳の使い方を変えればだれでも素晴らしい力を持っている実験でありましたが、使い方を誤るとまた危険ということも知りました。暗示というのはもろ刃の剣でありますが、人は努力して何かを成し遂げるためにイメージトレーニングという暗示もたいせつなツールです。
学院には多才の人たちが
今日も授業の終わりにはたくさんの話題でにぎわいました。登山家ルチアさんが新聞に出たよ持ってきた話題は格別でした。日本人エベレスト登頂女性日本人4人目という偉業を残した方です。かの有名な三浦雄一郎さんも載っていました。昔から登山で名を残す人はごく一部ですが、遠征ではお金もかかるので資金のみに目を向けるアドベンチャー商業主義は何かおかしいと少し批判的でした。


再び 笑いヨガについて
お正月の準備
いつもは最後のレッスンが終わってから教室内の飾り付けをしていました。今年はクリスマスの飾りをしまうと同時にお正月の準備です。小物を飾り、お供えを買って、受講生の皆様に見てもらいました。早いねとは言われましたが、街もテレビも、もうお正月です。以前はお餅を自宅でついて、教室に持ってきたのですが、かびるので、誰も見ていないうちに片付けていました。神様に見てもらっているのだからパフォーマンスは不要だと思いますが、ちょっと寂しいです。
さぁてと年末休みでレッスンがないにしても私は忙しい数日です。あれもこれも、そして新年からの準備も、やり残した宿題も明日も明後日も予定いっぱいです。できることからひとずつやっていきましょう。洗濯のためにカーテンをはずし、簡単なお掃除もします。観葉植物は思案です。灯もない、温度も下がる、がんばって1週間耐えてくれるのを願います。一年間、この教室にもいろいろお世話になりました、来年もよろしくと祈願をして、駐車料金が気になるので帰ることにします。
雑誌からの情報
文藝春秋specialという雑誌に「血糖値を下げる奇跡の食事法」というのがありました。私の母は高齢で多分、糖尿病からくる心不全だろうということで今年死去しました。それで特別、糖尿病に関心があります。
それには「糖質制限食」という糖尿病治療食のことが書いてあります。すなわち糖質を取るなということです。糖を取らなくても死にゃせんということです。理屈は専門のところのリンクにおまかせして、人の400万年の歴史の中でほとんどが狩猟・採取生活であり、糖質制限生活であったというところに興味がありました。その期間に人の身体が出来上がったとすれば、糖質を三度三度きちんと食することは逆に異常だと言う訳です。けなげにもインシュリンさんはせっせと血糖を下げてくれる訳ですがこれがもう疲れたといって出さなくなったのが糖尿病な訳です。長生きしていれば余計糖尿病の人は多くなる訳です。今日の夕刊に穀物を食べ始めたのは10万年前という記事が出ていました。当時は腹一杯食べた人はいないでしょうね。飽食はごく最近なのですから。
詳しくはhttp://koujiebe.blog95.fc2.com/ http://www.takao-hospital.jp/
話は変わります。今、札幌は寒いです。でもイルミネーションがきれいです。
帰宅途中の疲れた気持ちが和みます。
外回り外部レッスン
久しぶりで外部スポーツクラブのヨガクラスの代行レッスンに出かけました。知らないところ、知らない人に会うというのはわくわくして楽しいものです。そして大丈夫かポカしかないかという不安もあります。メモを片手に電車、バスと乗り換えて30分前に到着、待機です。
この施設は繁盛しています。私のヨガはあまり汗はかかないけれど、他の種目をしていたみなさんは汗びっしょりです。クーラが入っているのです。だから寒い。即クーラはきりました。私は寒いところから来てレッスンで冷え、また冷えた街を歩き自分の教室に帰ってきたときは暖かさで幸せいっぱいになりました。スタッフのみなさん、こんな苦労を外部教室でされているのですね。お疲れ様です。そういえば、10年くらい前には町内会館でヨガをしていました。管理人がいないので、ストーブは私が点けなければならないのです。二時間前に来て広い部屋を温めます。でも壁や床が暖かくなってくれません。だから授業はいきなり強化体操から始めました。みなさん若かったのです。そして北海道の冬は大変なのです。
ところでもうすぐ年末年始です。コンクリートのビルに入っている当学院は蓄熱構造ですが、冷えると温まらないのです。それで年始休み後の2日前から来て部屋を暖める予定す。こんな裏方もやっているのです。
チャレンジポーズ
無断拝借写真です。でも私が撮りました。このハヌマーン、前後開脚のポーズは私も先日の勉強会の時、はじめて出来たのです。この写真のONさんもはじめてだとか。私のはだれも写真を撮ってくれなかったのです。
どのようにしてできたのか知りたいでしょう。
数日前の日曜日は勉強会でした。テーマはこのハヌマーン。楽にできる班、ちょっと出来る班、全くできない班と分かれ、研究発表です。出来る班のメンバーは柔らかい人たちばかり、こういう人たちはひそかに私は生まれつきをうらやんでいました。ところが発表では毎朝、体を動かしているとのこと、頭が下がりました。そしてできないグループは私を含めて数人。この人たちはヨガ指導にかかわっている人たちです。ヨガをやったことのない初心者みたいに体を硬直しています。でもはしくれです。ほぐして、踏みつけて、押してなどやっていると、だんだん形になっていくのです。そしてONさんみたいになりました。ポイントはそりです。そしてのけ反りでした。数日前から忘年会の練習をしているのも、役に立ちました。決してきれいなポーズではないけれどやればできるのです。帰りの足の軽かったこと、生まれて初めてのハヌマーンでしたからね。あとひとつ。次の日はキンニクツウでした。ちょっとできる班の人たちもやっぱりキンニクツウだったとか。
腹について
肚(はら)をしめる、下半身に力を入れる、丹田に意識をおいてとかを動きを大切にするときよく使う言葉です。ヨガでは丹田、仏性と並べて使います。文武両道として単なる肚作りだけでは仏性の開発も大切だという意味です。すなわち体だけではなく心も磨きなさいということです。ところで丹田の丹の意味はと調べました。今話題の白川静さんの字統という甲骨文字から研究している辞書を立ち読みでそして漢和中辞典(所有)で調べました。赤色の土とありました。神社の鳥居も赤なのは魔除けも兼ねていました。また丹は真心という精神的な意味もかねています。そういう訳で丹田はそのままの意味をとると赤の田んぼということになり、腹の血の海を意味します。腹は消化吸収するする意味で血液が集まっている場所なのでしょう。白川静さんは漢字の国、中国でさえも思いつかなかった漢字の語源を甲骨文字から意味を解読していきました。漢字を調べていくと漢字が作られた時代や文化がわかるといいます。たいていは古代ですから戦争や占いに関する語源が多いそうです。例えば道は戦いで敵の首をはね、それを持って敵の陣地を歩いて魔除けをする習慣があったそうです。
沖正弘師の考え方には丹田力強化法というのがあります。インド的なヨガ思想とは異なり、日本文化の神髄が表れています。お茶もお花も禅から生まれたもので、それは精神を修養し、交際礼法定める道と広辞苑にあるように心と体がたち振る舞いにかかわる丹田の重要性を説いています。丹田は腹筋だけではないのです。仏性という心の在り方が丹田に影響するようにまた丹田も精神修養につながっていくために沖正弘師の丹田強化法は慣れない動きや強い動きを要求するのです。
ところで腹は血の海で栄養を吸収する根のようなところなのですが、ここで又、血も作られているという説があります。食養、正食愛好の人たちが好んで使う学説で「千島学説」といいます。血液の質を高めるためには食べ物が大切だ、それは食べ物が血肉を作るからだという説です。血液は骨髄でなくて腸の絨毛で作られるという考え方は血液の質を自らコントロールできるというのです。異端の考えだけれど食べ物の大切さを考えたら腸造血説をとりたいと思うのです。