声の出し方

先日、声をつぶしたエアロインストラクターの方と某放送局アナウンサの方が受講されました。終わってから声の出し方の即席講習会です。あーあーあーときれいな声とがーがーがーの音が混じりあいます。そういえば声の出し方など家でも学校でも習ったことないです。声が届かないとのどに力を入れて大きな音を出せばよいくらいしか考えていません。

ヨガの語録の中に次の教えがあります。「目的への集中は過度の緊張を生む」 これは結果を出すことなのか、過程というプロセスを重視するのかで動きは異なるという教えです。結果だけ出せば無理が生じ、体を痛めることになります。

声の即席講師は声はのどを広げ、顔全体を共鳴箱のようにして出すのだといいました。そして一言、最近のアナウンサーは口だけで話をするから聞いちゃおれないと。。

アナウンサーのお仕事も奥が深い、肉体労働なのです。

自宅待機

家人にインフルエンザの疑いがあるものが出ました。昨日までインフルを話題にして盛り上がっていたのがわが身のこととなりました。今日の新聞には29歳以下には80%、19歳以下は60%が新型と診断されたそうです。テレビやプロ野球の選手もかかっています。彼らは48時間の平熱で復帰しているのに、一週間、休めと言われ家人は不満顔。でもこちらにもとばっちりがきて、教室を休まなければ何らない羽目になって大きな迷惑です。もしも私が原因で受講生がインフルになったら大変です。家人はとっくに熱が下がっています。親子の罹患は極めて少ないとのこと。明日は会議があります。これには参加します。おじさんおばさんにはうつらないと思います。私の場合はあくまで家人の疑いだけですからね。不満不満不満。

鳥インフルエンザからSARSまでとんでもないウィルスが出現したものです。突然変異だそうです。この地球に生かされている人は創造主でないので、この種の問題はお任せの境地です。しかし今までもそうでしたように私たちは「予測と制御」の世界で戦い続けていきます。数打ちゃ当たる確率の世界で数億年の間に突然変異は繰り返えされました。そして適応という名の下に進化し続けたのが今の生物です。今度は短時間の間に数多くの鳥小屋、大都市という密集地帯で感染連鎖が行われ、突然変異は起こります。ウィルスも細菌も適応という名の下で進化するのです。既存のワクチンも抗生剤にも耐性するように進化しました。ひとつの変異細胞が瞬く間に世界に広がります。しかしこの身はひとつなので自分自身は突然変異など起こしてくれません。神に祈り、心正しく、時間が過ぎ去るのを待ちましょう。自分だけは大丈夫と楽観的に。

精進料理の中身

あるお寺で不許葷酒入山門という石碑を見つけました。ウェブ検索は便利です。「葷」クンと読みます。すなわち「にんにく、ねぎ、玉ねぎ、にら、らっきょう」は食べてはいけません、そしてお酒もいけません、 お寺に持ち込んではいけませんという石碑なのです。精進料理の基本なのでしょう。お魚も駄目だしかつおだしも禁止だそうです。

台湾のあるヨガ関係者はこれと同じなので合宿のときは一切不可です。台湾合宿に参加したときは小麦のタンパクから作ったグルテン料理の種類の多さに驚きました。またシバナンダアシュラムの指導者もねぎやたまねぎを食べませんでした。なぜと聞くと独身だからという返事です。日本のお坊さんもなぜ、葷不許なのかと調べましたら、欲望を捨て去るのが仏道の根本ということで、性欲を抑えるためだったらしいです。

そのおきてを公然と破ったのは親鸞さんでした。その師匠の法然さんも自分を含めたおろかな衆生を救うためには自分自身がもっとおろかな存在としてを認め、念仏を通じて救済を説いたのですが、それをやむにやまれず実行したのは親鸞さんでした。すなわち肉食妻帯でもって衆生に近づいたのです。お上は僧職の堕落と決めつけ流罪となりましたが、益々、勢力は広がりました。どちみち当時のお坊さんは隠れて妻帯、お酒を食らうことしていたのですから。明治時代になって神道と仏門を分けるためにお寺を壊しました。お坊さんを堕落させようと結婚を奨励したのです。それ以後近代、現代の日本のお坊さんは普通の人と同じような生活をするようになったとある本に書いてありました。修行僧は当然、別ですが。。

面白・広告

今朝の某新聞全面広告です。
なんか面白いので掲載しました。
機械の摩擦を減らす会社としてNSK(日本精工株式会社)とありました。


マサツ
スキってなんだろう→ メールだと平気なのに→ 会うとぜんぜんしゃべれなくて→ でも並んで歩いているのはうれしくて→ この人でいいのかなとか→ 嘘つかない人だよねとか→ また考えてたら→ 突然手をにぎられて→ びっくりして→ 汗かいてないか気になって→ 見つめられ→ えっウソ→ ヤバイどうしよう→ わたしいま変な顔しているかも→ めちゃくちゃ興奮して→ 本当に心臓の音が聞こえて→ でもカクゴ決め→ 目を閉じて→
イケ マサツ ヲ オソレズニ→

親鸞さんのことば

所用があって京都へ行きました。なにげなく歩いていたらかの有名な(全国に高校があるので)大谷大学の門に出会いました。たぶんこれは裏門でしょう。写真のような掲示がしてありました。なるほど、生きるのに必死だった親鸞聖人のことばのようです。当然は私は聖人のことは何も知りません。信者でもありません。卒業生でもありません。でも丹羽文雄の「親鸞」を読んで感銘を受けました。僧侶としてはじめて堂々と妻帯した人です。生活の中に、そして庶民に宗教を教えた人です。お寺は要らない、仏像もいらない、ただ「南無阿弥陀仏」という名号だけで良いと生涯、寺は持たず越後、関東、そして京都と流布したそうです。

ちなみに歎異抄は親鸞の口伝で自分の実子を破門させなければならなかった頃の心中を述べているそうです。師の言いつけにそむき、独断専行する実子を勘当する親鸞、そしてこの世の嘆きを憂う一節がこの標語なのです。

できそこないの男たち

穏やかでないタイトルです。福岡伸一著。彼は生命科学教授。男たちを非難しているわけではありません。なるほどと納得するばかり。生命の遺伝子がそのようになっていると説明しています。アリマキという虫は花や茎から栄養を取り、そして娘を産む、その娘はまた娘を産むという連続した営みだそうです。ところが季節が冬になると息子を産んで種の保存を図るといいます。娘から娘は同じ遺伝子です。地異転変には種の存続が弱いから男を産んで違う遺伝子を作るそうです。ようするに自分の種を残すために男を利用するのです。なるほど今は大企業でも昔は同族会社で、そこに異種の遺伝子を入れ続けて不況に強い組織になったのかと思います。生命の基本仕様(デフォルト)は女だそうです。染色体のXY(男)を選んだDNAはXX(女)の構造を少しずつ変えて男になります。当然生殖ーDNAの話です。作り変えることをカスタマイズといいますが命の都合のいいように男を作り変えているのです。デフォルトをカスタマイズしたのが男です。XYを作っている途中で失敗もあるそうです。それがニューハーフ。犯罪の裏に女ありというのも生命がさせているのです。主導権を握っているのは生物界を観ても、また世の女性群を見てもなるほどと思います。

生命とは何?という問いかけに「生命とは物でなくプロセス。自分自身を作っていく過程である」と偉い研究者が述べています。自分自身を作り続けていくのは細胞だがこの細胞を作ったのは生命というシステム自身だといいます。システムが自分を作り、増殖し、成長する、自己再生を行うのは全ての命が持っています。当たり前のように生物界では雌雄が対のように見えるがマクロの世界で見ると存続のためにシステムが雌♀女を作り、必要に応じて雄♂男を作ったのは億年という時間と必要な環境の下で生き延びるためのプロセスそのものがつくって行ったと言えましょう。

合宿の風景1

大きなカ会場にもかかわらず130人はとても入りきらず動きのあるときは二つに分けた。近頃の研修会ではこれほど集まった例はなくフッと昔を思い出してしまう。沖ヨガ修道場には夏休み春休みになると200人くらい集まった。病人もいた。子供も長期滞在者もいた。当然、外国からもである。台湾、英語圏、スペイン圏など通訳も大変だっただろう。

合宿とは一緒になって何かをするということだ。時間と空間の共有が自分の安心と力強さを作ってくれる。いつも何か関係を求めて何かをしているけど、それがストレスになると一人になりたいと思う。そして離れる。しかし回復するとまた群れと中に入っていく。参加することに意義がある。いろいろなことにつながっていくことが新しい何かを作っていく。一人一人の心の中にそれぞれの生活の中に創造を作っていくと思う。群れることはとても大切だ、しかししょせん、自分は自分だ。その群れの中にいてそして自己発見の場にしていきたい。

修善寺合宿が終わった

お疲れさん!!団塊の世代が中心になって企画活動した合宿でした。ラフォーレ修善寺は広い。また会場も広い、部屋もたくさんある。サービスも良かった。経理は担当しなかったがきっとそれなりだろう。講師も参加者も有意義で満足した合宿でした。

私の担当は「イメージの力を生活に生かす」のテーマです。動きも入れようと思ったのですがほとんど話しだけで1時間40分は過ぎてしまいます。あれもこれもも欲張りにメモしたけど「エミールクーエ」の暗示の話が中心になってしまい、なんとか沖先生の教えに近づけなきゃと焦ります。それではと電車の中などでまったくの他人に心の中だけで会話をすると気持ちがつながり、気持ちが晴れますよ。それと同じように山川草木悉皆成仏のこころで生きることがこころの昇華になるというわかったようなわからんような話になりました。終わってからの質問は腹筋が無いけどどうしたらいいか言われ、とレベルがガタンと落ちてしまい、そりゃ思い込みですよ、無いヒトなんていない、腹筋がなかったら立てない歩けないですよ、その動きのつながりが悪いだけ。工夫することをがんばってね~。

これから写真や内容を報告しますがもう少しお待ちください。以下に写真だけありますよ~

http://www.sougouyoga.com/izugassyuku.htm

修善寺合宿が終わってからのこと

金曜日から伊豆・修善寺で第一回協会の合宿です。3泊4日、130人の合宿です。北海道から27名が参加です。この合宿は寄って集って(よってたかって)行うので私の出番はあんまりないと思います。ゆっくりと台湾の疲れを癒します。それよりもこの合宿が終わってから予定が目白押しです。連合会の会員に資料集の作成、発送が大変です。11月になれば当学院と世直しクラブの内山さんと支笏湖合宿があります。そして連合会の研修会が11月16日、そして12月になれば忘年会がいくつか。。もうそこにお正月があるのですね。。とりあえず修善寺合宿の私の作ったHP用のパンフを載せておきます。パンフ使用は許可済みです。ねっ、Wさん。

もう帰る日です

この写真は新千歳空港へ帰る飛行機です。エーバー航空は事故故障がないことで有名だとか。いつものように搭乗したのですが私の席がないのです。客室乗務員が追いかけてきて(別に走っているわけではないけど)あなたはファーストクラスだと言うのです。驚きました。初めてです。席がゆったりしているのです。フルリクラインシートです。食事も豪華です。イヤーホーンもグッドです。前の席の人はビールワイン飲み放題みたいらしく次から次へとおかわりしていました。私はぐったり寝てしまって気がついたときは千歳です。旅行代理店のoさんありがとう。。粋な計らいをしてもらって。なんか借りができたみたい。。