講習会風景

所属している国際総合ヨガ協会北海道連合会の研修風景です。普段、教室で写真を撮ることは皆無ですが、会の研修の際には専属の優秀なカメラマンがいます。
「体が硬い人のために」出版本と同名のタイトルで講習会をしました。稲穂のポーズを作る時、どうしたら楽に作れるか、力を抜くことが大事だけれど抜けないときはサポートしてあげると楽にできるよという写真です。背中に密着して後ろに倒れないようにする。胸が閉じないように、腕を広げるように保つ。頭が垂れないように手で支える。そして胴体の重さで沈めていく。また呼吸の運動で膨らむ、しぼむを実感する。そのようなプロセスを経て体が自然にくつろいでいくのです。そんなことを説明する一コマです。
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追伸:専属のカメラマンといっても専業ではありません。会の広報部長を担当しています。彼とは長い付き合いです。1年くらいヨガでは先輩です。先日、彼から30年以上前の昔話を聞きましたが私はすっかり忘れていました。その昔話とはまだ私がレッスンに慣れないものですから、彼のクラスを見学に体育館へ行ったときの話しです。講師の彼は受講生が集まっているのにさっぱり現れません。受講生は時間なので整列して待っているのです。仕方なく新米の私が急遽、代行レッスンをすることになったのです。彼は1時間くらい遅れてきました。一言、忘れてた、です。まあ、そんな人柄のためか人気があるのです、私はそれから、ながーいおつきあいをさせていただいています。

体が硬い人のためのヨガ・・・本の出版

 おかげをもちまして、本当におかげをもちまして「体の硬い人のためのヨガ」の本の出版にいたりました。本当にご縁を感じる1年弱でした。昨年晩秋に縁あり、たくさんの出版社様を紹介していただき、縁あり、企画書を作ってもらい、出版社様からお話をいただき、実らず、またいただきを繰り返し、現実になりつつも、信じられぬまま、作業に入り、雪解けからゴールデンウィークにかけて、新規執筆、だめ直し、校正を繰り返し、写真を700枚撮り、ポーズの線画を書き、支離滅裂の文章に自己嫌悪に落ち入り、締め切り間に合わずレッスンをさぼり、思い違いをしたり、言い訳をしたりエトセトラ。そしてたくさんの支援のもとで完成した本です。
 出版されてからもばたばたは続きます。おめでとうと言って20冊、10冊と注文をいただくのです。ありがたくせっせと荷造りです。本が200冊届いたその日に100冊出てしまい、4ヵ日目に出版社に追加注文です。これとてあまりもちそうにありません。楽しみにされている水・木曜日の受講生の皆さんは2週間も手に入らない方も出てきました。本当に申し訳ありません。まだまだ申し訳ないことはサインです。はじめは練習してないからパスと断ってきましたがその内、大胆にもボールペンでサインし始めました。それもえらそうに格言付きで。だれかにサインペンぐらい用意したらとアドバイス。そうなんだ、サインはサインペンなんだよなと初めて気がつく始末。まだサインペンは買っていません。至らぬところばかりすみません。
 浮かれてばかりいられない昨今です。学院での企画もがんばらなければ。そして協会のお仕事もたくさん秋に向かって目白押しです。
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 ところでイラストの写真はかわいいお姉さんに仕上がっていますが、実はポーズはすべて私の写真をイラスト化したそうです。どうりでだめポーズは真に迫っていると思いました。

ラジオ体操

今年の夏はできるだけラジオ体操に参加することにしています。町内の公園で6時30分からNHKラジオ第二放送の全国版に合わせて老若男女、子供たちが約50〜60名くらい集まって10分くらいの体操をします。子供より大人が多いのはご近所さんのおつきあいがいいからでしょうか。体操が終わると子供たちの列に混じって大人も出席したというハンコをもらうために並びます。はじめは恥ずかしかったけれど朝のご挨拶を役員の皆さんとする唯一の機会です。
私はそのラジオ体操をあまりまじめにしていません。動きが速いからです。ヨガではしっかりと体を感じながらするのに慣れているので腕や首を痛めそうです。また反動も普段しないのですがアナウンサーの声で「横曲げ、大きく反動をつけて」と聞こえてくるのですが、体を痛めそうです。しかしたくさんの人の中に入っているだけで皆さんの気をいただけるようで元気に今日1日が始まります。
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我が住宅近辺に熊が出没

驚きました。電信柱にヒグマの糞が発見された、立ち入り禁止、という張り紙があちこちに、また区役所からチラシが配られてきました。我が家の先の山は羊ヶ丘展望台、自衛隊の演習地を経て支笏湖、洞爺湖に続く原生林に続いています。今まで熊が出るなんて聞いたことありません。私は好んで近くの山に入り、どこに出て、そしてどこへ続くのか興味本位で歩き回っていましたが、熊が出る山だと思いもしませんでした。
ずっと以前に支笏湖にある恵庭岳に登ったことがありました。ここでははっきりと動物園のケモノの匂いと同じで熊の気配を感じ、寒気を感じながら下山をし、こんな恐ろしい思いで山に登るのならやめたと、それ以来山登りをしていません。
家の近くでは山に近いせいか、狐や狸はよく見ます。彼らはゴミをあさりに住宅街をさまよいます。見方によればかわいいものです。近所のある人はカラスと一緒に餌付けさえしているようです。周りの人はかんかんに怒っています。熊も山中で食糧難で生活しづらくなったのでしょうか。そういえば、庭にあるグミも姫リンゴも実を付けていません。
高校生の頃に読んだ西丸震哉(食生態学者、探検家)の「山の博物誌」にヒグマとツキノワグマの違いを書いていました。ツキノワグマは人を敵として見て逃げるが、ヒグマはえさと見るそうです。今はそんなこと無くヒグマだって音で逃げるそうですがそのくらい習性が違うと恐ろしくなります。彼は熊と出会ったら死ぬまねは意味がない、逃げろと言います。上りも下りもめっぽう足は速いし、木登りも上手だといいます。弱点と言えばフトコロで、そこに飛び込めと、その後は知らんと書いてありました。
熊の事件は北海道ではたくさんあります。大正初期の頃留萌地方の苫前町の開拓村、三ヶ別で村人が7人殺され、妊婦含めて3人が食べられる事件があり、その熊をしとめたのが銀次郎という猟師であることを本で読んだことがあります。生前の義母はその銀次郎を知っていると三ヶ別事件の話しを懐かしく話してくれました。
というわけでしばらくは近隣の西岡公園のキャンプ場も熊騒動が落ち着くまで、閉鎖だそうです。

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「肺の日」講演会は無事終了しました。

たくさんの方が参加された講演会でした。呼吸器学会の記念講演会は今回で11回目を迎えるそうです。いつも70人くらいの参加と聞いていたのですが、150人くらい来ていたようです。タイトルががん、間質性肺炎という重い病気なので、難しい話も皆さん真剣です。私の関係者も少なからず参加してくれました。後の感想を聞くと、重病者でないので、関心は薄く、中には病人ばかりで気分が悪くなったという人もいました。転ばぬ先の杖ですよ、気をつけて、今の健康に感謝しましょうとありきたりの返事です。
私の担当は場に似合わず、笑いヨガです。皆さん笑ってくれるか心配でしたが、上手に笑ってくれました。何とか面目を保った次第です。札幌医大第三内科のスタッフの皆さんありがとうございました。貴重な体験をさせていただきました。
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静岡県三島市日帰り出張

日帰り出張をしました。今回の出張は遠いというより、本州は暑い!という印象でした。この前日は沖正弘導師が亡くなって25周年の法要が営まれました。不肖の弟子で法要に参加できなくその後に続く理事会のみ参加した次第です。札幌の自宅を6時頃に出かけ、羽田を経て、新幹線で三島入りです。
この三島も何年ぶりでしょう。懐かしい風景とすっかり街になった景色が頭の中でまだらになっています。沖導師の活躍した道場は今は更地になっています。その更地の小さいことに驚きです。ここには世界各国から、日本中から修行生が200人も集まっていたのです。3階建ての道場で缶詰状態で瞑想、強化法、講義等明け暮れていました。道場の前には小さな川だけれど、せせらぎの音がいつもしていました。川の流れを見たり聞いたりすると何か落ち着くのはそのせいかも知れません。川向こうには道場を解体した後、断食セミナー等をしている建物があり、沖導師の遺品や写真が保管されています。
暑い日中の中、懐かしい人たちと挨拶しますが、顔は暑さで真っ赤です。部屋に入ればクーラーがフル稼働で少しは涼しくなりますが、話しに熱が入るとクーラがないのと同じなります。本州の人たちのものすごい忍耐力に驚きます。この暑さは平気なのと何回も人を変えて聞きますが、やっぱり暑いそうです。会議に参加した皆さんは昨日も暑かったのです。今日も明日も。この暑さは8月末まで続くでしょう。私は今日、札幌に帰ります。夜の気温は18度と伝えていました。
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農業学校の中の菖蒲園

この菖蒲園は札幌市月寒にある、農業専門学校八紘学園の中にあります。八紘とは耳慣れない言葉ですが戦時中によく使われた「八紘一宇」というと大東亜共栄圏を思い出します。私は終戦っ子なので戦争は知りませんがよく戦争体験者からその言葉を聞きました。その「八紘」とは「8つの方位」「天地を結ぶ8本の綱」を意味する語であり、これが転じて「世界」を意味する語となったとそうです。元は日本書紀の中の神武天皇の項目から出たそうですが、戦争推進のスローガンとなりました。
その八紘を思い出す八紘学園です。私立の専門学校です。大きな敷地に牧場や広大な畑を持っています。その一部に写真のような菖蒲園があります。今花盛りの真っ最中です。乗馬をする施設もありますし、バーベキュウのいい匂いも漂ってきます。広い校庭の中でどこを車で走っているのかわからなくなります。フェンスの向こう側は大きな道路でその道路に合流できないのです。狭い農地の中を走り抜け、ようやく住宅地に行き着いたときほっとしました。北海道は広いです。
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今年もサボテンの花が咲きました

去年もこの欄で紹介しましたサボテンです。梅雨頃(北海道にもあります)は雨に打たれ、暑い夏は炎天下にさらされ、冬は氷と雪の中で放置されていても、命の働きはすごいものです。年々大きく、たくさんの花が咲きます。生きていることを主張しているようです。
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水天宮って

東京地下鉄の駅名です。はじめは単にそう思っていました。東京に出かけるとき、泊るホテルへいくときは茅場町を利用していました。地理感覚は全くなく、夜にホテルに入る時、200メートルの距離をタクシーを使ったこともあります。最近利用する地下鉄を変えてみました。水天宮という駅の利用です。何回か使っていて、水天宮という社(やしろ)が見え、好奇心で中に入っていくと子供連れの家族が多いのに驚きました。なんと子宝に恵まれますようとか安産を願う御宮さんだったのです。調べてみたらこのたぐいの御宮さんは全国にありました。子供連れが多いのはそのお礼なのかもしれません。こま犬の人形がたくさん飾っていました。このような風景を見ると何か昔ながら神を信じ、神を祈る姿勢に心うたれます。そういえば京都にある北野神社は受験生がわらをもつかむ気持ちでお参りするところでした。今週の学院のカリキュラムは「月の礼拝」です。単なる連続ポーズですが生きる日常から祈りを主とする生かされていることを実感するひとときです。
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「肺の日」の記念公開講座のお知らせ

呼吸器学会北海道支部主催の「肺の日」記念公開講座のパンフレットです。7月31日午後1時から3時まで開催されます。
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生きる上で脳も大事、心臓も大事、体、全部が大事ですが、呼吸は息をしていることで目立って気になります。その呼吸器科のお医者さんたちの一般向け講演会です。難しい内容もきっとわかりやすく説明してくれるでしょう。今日パンフをいただいて受け付けにおいておくと年配の方のクラスであったためか、あっという間に少なくなりました。そういえば今週のカリキュラムで発声体操をやっていたところ、そこらじゅうで、せき込んでいました。気管が、肺が弱くなっているのですね。
ということで私は講演の前座ならぬ、合間にヨガを担当することになりました。
タイトルは笑いヨガです。笑うという動作一つで呼吸の健康、心の健康、体の健康を同時に兼ね備えているのが笑いです。笑う機会がない人はぜひ参加してください。気分転換になるのですから。そしてひょっとして切実なメインテーマの肺がんや間質・・という病気の勉強よりも笑うということで今を生き、ありのままに生きるに何か役立つヒントがあると思います。
(ここに講義抄録を書こうと思いましたがブログだと書きにくいですね。次回案を練って掲載する予定です。)