ヨガで向上したい

 古い記事を見つけました。いつ頃か不明です。その記事の感想です。
 ヨガは(ハタヨガは)体を通して心と魂を探る営み、行法です。多くの種類のヨガがあってもそのルーツは同じなのに、ヨガがラジオ体操になっているのに違和感を感じます。
 私は毎夏、近所の公園で行われるラジオ体操に参加します。日本全国で同時に行われているラジオ体操は最近になって脚光を浴びています。しかし私にとってラジオ体操はあまりにも速く、機械的で、体の部分の一つ一つを感じることができないし、気持ちよさも、つながりも感じない動きです。それでも私は他から見えにくい片隅で自己流のラジオ体操をしています。そんなことまでしても参加するのはご近所さんとの一体感が好きだからです。
 健康には体を動かすことは大切でヨガも散歩もスポーツクラブも大流行りです。しかしその単なるからだを動かすレベルのヨガや散歩、ラジオ体操では体や心の進化が見つけにくいと思っています。老化を遅らせたり、もっとチャレンジしていくためにはプラスα、目的、向上、変革が必要と思います。「思い」や「イメージ」を体や動きに結びつけたりすることは脳に対する進化向上です。こんな動きをしたい、と目標を持つのはヨガでいうポーズです。私もまだできない動きやポーズもたくさんあります。
 学院のカリキュラムに入っているので否応なくできないポーズをチャレンジしていますがまだ完成していません。でも小さな可能性を探ることは面白いのです。つながりや刺激や部分の強化などを考え、きっといつかはできるだろうと思っています。動くだけでは心も体も動物的に現状維持です。体のしくみを知り、イメージを言葉に代える作業を経て、先人のテクニック(野口体操など)を駆使して目的へとチャレンジしていくことがヨガの世界でも大切だと思います。そこには健康を超えた何かがあるのです。生きる楽しみ、向上する楽しみこそがヨガの目的です。
 「生命即神」を教えた師の意味を深く理解するために、からだ、いのち、自分の関係性を理解していきたいと思います。記事の中で体育とは「からだリテラシー教育の発見」の発想、先端科学(=情報・生命・脳科学)とからだの共通のことばを見つけ出すこと、と結んでいます。(意味不明ですが・・考えてみよう。)
新聞広告から

リンク先:身体を考える_新聞記事

恩師の悲報

 年末近くになり喪中はがきが来るようになりました。その中に大学時代の恩師の悲報もありました。私には数多い師の中で彼は特別の存在でした。
 直接学んだ期間は数年間でしたが、まだ甘い考えが漂っている青年期にとって師の生活態度は当時の自分にとって驚くべきものでした。今でこそそのような活動をされている人は多々いるのですが、私にとってははじめて近くに見る方でした。
 決して役職に満足する存在ではありませんでしたが、朝早くから夜遅くまで学生を相手に手取り足とり、本当に学生を連れてあっちの研究室こっちの研究室に連れていき、機器の扱い方をアドバイスをし、その合間を見て自分の研究、そして学校の会議や事務作業です。師が椅子に座っている姿、食事をしている姿を見たこともありません。個室研究室にはナイロンのサマーベッドが折りたたんで、隅に立てかけられていました。週のほとんどが泊りこみと聞いたこともあります。このような生活は今では研究者にとっては普通の生活かもしれませんが、その後の私の人生に大きなモデルになったことは間違いありませんでした。
 喪中のはがきをもらってすぐに電話をご自宅に入れさせていただきました。奥様が出られて、ご挨拶だけと思っていたのですが、師の思い出が尽きませんでした。師にとってたぶん私は手がかかったと思います。テーマ報告書はなかなか出てこない、時々行方不明になる(山登りに行っていた)一番忙しいときにアルバイトをしてしまう(このときは師がやめろといって迎えに来てくれた)、就職はなかなか決まらない(師の紹介で決まった)。そのような学生だったことを話をしました。
 その後、師は他の要件も兼ねて札幌にも来てくれたりしました。大学に在職中は上京した折は私は師の好きなお茶をもって訪問もしました。大学退職後は大阪の会社で相変わらずの研究を80歳まで続けられたことを年賀状で聞いていました。その文面は「相変わらずの研究です」という文でした。
  先生のご冥福をお祈りします。
 この場での一文は不適切かもしれませんが私を育てていただいた方の生き方を紹介しました。

生命力強化法

某日、「生命力強化法」をテーマとするセミナーがありました。沖ヨガの特色はこの生命力強化法(略して強化法)も大きな一つです。そのほかには食養、修正法もそうです。
講義レジメをもとに一部紹介します。
強化法は単なる体操でなく、人の生きる、たくましく生きる根源を開発する力があります。そしてその力の目的は社会に対する「ともに生きる」ことを自覚するためのものです。
以下にレジメから抜粋します。
☆自然性の回復法(現世人類になって5万年、文化時代として5,500年を経ました。(=3,500(メソポタミア)+2,000現代まで)そして農耕などの大多数の一次産業の時代が終わったのが100年くらい前です。今の生活はテレビ、書籍、外食、車バス電車、暖房、エアコン、学歴優位、経済優位となって、人の生命力の低下が目立つようになりました。同時に共同体の意識も低下しました。この文明下の中で生命力強化法は心身の強化を目的とし、基本的な身体能力の発達、積極心の育成、そして奉仕的活動ができる思考と体力を得ることができるようになります。沖ヨガの行持集の強化法では「私は自分の能力を発揮するためにも他に奉仕協力できる愛の行者になるためにも強い心と体が必要であることを自覚いたしました。」とあります。強化法は呼吸力を深くし、丹田に力がこもり、積極的に仏性力が発揮されるための「行」なのです。
具体的に強化法を行うと身体的に強化されるのは「体幹力」です。要するに体幹の筋力アップによってもたらされるメリットは以下の通りです。①基礎代謝が上がり太りづらい体質になる ②腹圧が高まるから1歩目が速くなる ③姿勢を矯正するからケガの予防につながる ④スポーツや運動能力の向上
これらのことは今までも良く言われてきていることです。基礎代謝を上げるために筋肉強化は不可欠であること、筋肉の減少で冷えやすくなったりするのはお年寄りや女性によく見られることです。
体幹力の筋を挙げてみましょう。インナーマッスルと言われるのは①腸腰筋(大腰筋・腸骨筋)②腹横筋③脊柱起立筋などで骨に近い筋肉です。体のコア部分にあたり、姿勢の調整や身体能力の基本的な部分です。

次にアウターマッスルと言う外側の筋肉は体や手足を動かす時の筋肉です。①広背筋②腹斜筋③腹直筋④大臀筋・中臀筋がそれにあたります。ウェイトトレーニングのように本来ならここの筋肉を限定して強化するのですが、私たちは強化法としてそれらの筋肉を総合的に強化することを目指します。

筋肉の働きは脳と直結しているために、強化法は行動や動きの目標を作り楽しく、使命感を持って、そして他人を思いやって、自他の能力を高め、安全を考慮する能力を身につけるメリットがあります。そうすることで筋肉は理想どおり「強く縮み」、「柔らかく」、「すばやく緩んでいく」状態になります。その脳との直結は、筋肉の中に運動神経と感覚神経でありそれらが共同作業を行っています。よって単なる部分強化やマシンによる無機的な強化でなく、総合的な強化になり、脳の開発法でもありメンタルなトレーニングにもなりますのでこの生命力強化法は最適の心身強化法だと思います。
次回は強化の種類を紹介したいと思います。
参考出典:・沖ヨガ行持集・体幹力を上げるコアトレーニング(木場克己著)・クリニカルマッサージ(医道の日本社)

姿勢を正しくする

 新聞には姿勢をよくする記事が多く掲載されます。今回もこの記事を中心に他の面から説明をくわえたいと思います。
姿勢とは立つ、座る、寝るが上げられます。この記事の通り姿勢正しくとは「骨を意識」ことです。筋肉は動・か・すために存在し、疲れやすく、骨は支えるためと動・く・ために存在して疲れることを知りません。このように違いをわけることが大事です。
 立つときは今回の資料通り、脛に意識をおくのがいいようです。座るときは座骨です。寝ているときは、いかがでしょうか。昔、西式健康法というのがありました。いや今でも十分通用する内容です。その西式では堅床で寝るというのがあります。私は硬いところで寝ろとは言いませんがふかふかのふとん、ベッドで寝ることは腰が痛くなったり、肩が痛い、寝苦しいなど弊害が多いのは周知のことです。割合、硬いところで寝ると骨に意識するので背中や腰の緊張が取れるのは間違いありません。寝ているときもやはり骨で支えるといいのです。
 記事にあるように膝立ちでは、腿の骨、立っているときはすね骨を意識するとわかりやすいです。先日も片足立ちのポーズを脛に意識して行ったらふらつく人はかなり少ない状況でした。足の親指や肚の力を意識するのは、それは結果であって、脛を意識すると結果的に尻や肛門、肚に力が入っているのに気がつきます。決して逆ではありません。
 次に歩き方が書いてあります。歩き方は腰で歩くのでなく、みぞおちから歩く気持ちとあります。それは足を動かしている大腰筋がみぞおちの裏側の脊椎(胸椎12番から腰椎1-5くらい)に付いているためでみぞおちを意識すると足がさっと前に出るのです。

 これと同じことですが腕もそうです。腕の骨は鎖骨までが腕ですから姿勢が悪ければ鎖骨の動きが悪くなり腕も十分な動きができません。そしてこの上腕(肩から下の骨)は胸骨から出ている筋肉、大胸筋が主とした動きですから胸を意識すると動かしやすいのです。
 次に呼吸のことも書いてあります。肺の解剖的な用語では上の部分を「上葉」といっていますが、私たちは上肺とわかりやすい言葉で説明しています。肺は肋骨の下部から鎖骨の上部分まで占めている大きな臓器です。呼吸法のときに息を吸うとき「下肺に空気を入れて、中肺に、そして上肺まで息を入れましょう、そして上肺の空気を少し出す気持ちで息を止めましょう」ということがあります。(完全呼吸法の一部)上肺に息を入れ続けると首に力が入るので、肩を落として首の力を抜くために「上肺の息を出す」という説明をしています。実際出ているかどうかはわかりませんが。。呼吸法のときに首に力が入ることをすると血圧が上がったりするのでそれを防止する方法が「息を少し出す」ということです。
この資料では知ることで動きが変わると説明しています。是非、そのことを理解して快適な毎日を過ごしてください。
リンク先:姿勢で気持ちも前向きに_新聞記事

頭の重さ・体の重さ

クラス授業では、初めにいろいろな呼吸法を行い、それから手や足を刺激して気の巡りを良くしそして体全体を整える動き(連動性)を行います。そして前屈系(長座、開脚、安定、合蹠)などを行います。この前屈系の動きをすると背中を楽になり、これから続く動きが楽になるために行っているのですが、受講生は背中を丸くしたり頭を下げて動作をしています。そこで、頭を下げないように言葉をそえています。癖であることはわかるのですが、この頭を下げる動作こそ背中や腰を緊張させるのです。
その説明として、頭の重さはどのくらいあるかご存じですかと尋ねます。体重の10%、約5kgくらいあるのです。実感がわかないのでお米5kというと、重いというのがわかるのですが、それでも自分の頭の重さと結びつきません。それで写真のように頭が重いということを実感してもらうと納得してくれます。しかし納得はするのですが改善するかは別のようです。また、頭を下げてしまいます。癖なのでしょうか。
  
この癖は思いの癖でもあります。それには動きの思いを強くしないことです。体を下げることは直感的に目を下に下げます。目にしても耳にしても「見・え・る」、「聞・こ・え・る」状態がリラックスしているのですが、普段は「聞いたり見たり」することが多いため緊張して目や耳を使います。パソコンの画面を見いるように見つめると、目だけでなく体にも緊張を作るようにです。
前屈系のときは周りが「見・え・る」ようにして目を緩め、頭を上げて、「倒す」思いを少なく、受身で体そのもの重さで倒れていくのがいいのです。頭を下げると背中の硬さで倒れる動きにブレーキがかかるのはやってみたらわかることです。5kの頭が肩からぶら下がると背中の周りの筋肉(僧帽筋など)が緊張するのです。頭を背骨としてまっすぐにしたり、あごを引く動作をすると背骨の周りの強い筋肉(起立筋)で支えるから背中の筋肉の負担が無くなり、ノー・ブレーキで倒れていきます。
このことは前屈系だけではありません。体の動きを作るときは筋肉に悲鳴、緊張を作るとブレキーがかかったり、損傷したりします。動きは心優しく丁寧に、心と体を結びつけることが大切なことです。筋肉が癒され、脳がリラックスの方向に行くことでしょう。(書き直し10/26)

催眠療法について

 20年も前の新聞記事を見つけました。「催眠療法」の新聞記事は黄ばんでいましたが、画像処理で元に戻りました。
 おもえば30年くらい前に「催眠入門」たる名称で2泊3日くらいの日程で学んだのが、かたの健康会館において立木寅雄先生の研修会でした。先生は催眠療法は催眠術とは違う、れっきとした心理学であり、治療法なのだと言っておられました。
その研修会の内容は記事の中あるものが大半です。また実習も行いました。早い動作を繰り返し行うことで意識が変性化することも体験しました。テンションが上がって自我が無くなるのはロックコンサートのような早い動作をおこなうことで集団催眠に似ています。研修会では変性意識の中でテレビなどでよくやっている、足にイスを置き、頭にもイスを置き、その上を人が乗るのです。意識はありますが重いとか耐えるという感覚は一切ないのです。終わってから確かに抑圧が外れたのか、周りの人に誰彼となく話しけたことを思い出します。このセミナーは私にとって大きな財産になっています。
    
 あるときブリージング(呼吸法)セミナーに参加したことがあります。このセミナーはこの変性意識を意図的に行うものでそのことを知ったのはあとでのことです。これも大きな太鼓の音を連打させ(CD音楽)それに合わせて呼吸をするのです。延々と続けていると頭の中がしびれてきました。そしてそのセミナーは頭痛で終わりました。このようなセミナーはごめんです。
 他にもこれと類するセミナーがあります。くつろぎのポーズであっても本来は難しいものです。眠りに入れば変性意識が得られないし、寝なければASCに入るけれど他者催眠になってしまい安全とはなりえません。(ASCとは催眠に入るときの変成意識のことです。新聞記事に詳しく書いてあります。)
それではどうしたらいいのかといいますと、他者に対して依頼心になるのでなく、自力で体をコントロールすることにつきます。ヨガのアサナはそういう意味で深いリラクセーションを得られASCになっていないかもしれませんがそれに近い状態になっているに間違いありません。
 最後にこの新聞記事には座禅や瞑想がASCへの最終の目的であるとありますが禅とて野狐禅となって独りよがりの妄想禅になったり、瞑想も同じように自分は神だと言い出すことがあります。大きな宗教組織ではそれを防ぐシステムがあります。
 禅や瞑想、催眠について警告のようなことばかり述べましたが、変性意識の効果は計り知れないものです。正しく用心深くこの催眠療法に取り組んでもらいたいと思います。
記事の中の要点を抜き書きします。(この記事はs63年当時のものです。)
○催眠を病気の治療に役立てる
○力が抜けたのは催眠状態に入ったからであり、眠っているのはない。
○意識もあるし周りの音も聞こえる。うっとり心地よい状態になりストレスも取れる
○誰でもがすぐに催眠状態に入れるのではなく、治療と訓練が必要だ。
○意識はあるが心身がリラックスした状態をASC(=意識はあるがちょっと変わった状態)という。
○ヨガや座禅瞑想などは最終的にASCをめざしている。
○この状態に達すると自律神経のバランスがとれ、体の恒常性の保持が最大限に機能する。
○催眠状態になると批判や抵抗する力が弱まるので被暗示性が強くなる。
○ASCの状態になった人に潜在意識に働きかけることにより病気の原因であるストレスやこだわりを取り除くのが催眠療法の基本。
○催眠療法でASCへ導くのはむつかしい。
○民間で行っているケースがあるが注意が必要である。
○ASCに導くために心療内科医が指導しているのが「自律訓練法」
○自力でASCに到達する訓練を行うのが自律訓練法、他人からの暗示によって心身の緊張を取り除く方法が催眠療法。
○催眠法は持続性が乏しく他医療面での問題が起きることがある。
リンク先:催眠療法_新聞記事

力を抜く

力の影響
前屈のポーズをするとき、体の重さを感じて下さいと説明します。それはほとんどの方がポーズは「する」「やる」ものと思っているからです。私はここがヨガは体操ではないところだと強調します。ヨガのポーズのときは、できるだけ自分の意思を出さずに自然の力にお任せになる、力を抜く、リラックスすることで、不思議な、未知の世界に誘(いざな)われるのです。
そこで力の影響を調べるために以下の写真のように重い物を頭にのせたときと軽い物をのせたときにどのように変化するかチェックしました。
まず重い水を入れたペットボトル2キログラムを頭にのせて前屈を試みます。その重さは重くて首に力が入り、また力に負けて頭が下がって本人は耐えています。前屈できるような雰囲気はありません。
次に軽いペットボトル330グラムを頭にのせます。一瞬力が入りますが、耐えられる許容範囲ということがわかると、がんばったり抵抗したりすることをやめます。そして力が抜けてその重さに素直になって重さだけの抵抗になります。そしてどんどん上体は倒れていきます。頭には330グラムだけの負荷があり、それを支えるだけの力を出しているだけで、胴体の重さはおそらくそれ以上であるために胴体の重さで股関節から倒れていくのです。
その倒れ方は力を抜いたために新しい可能性が現れる(未知の世界に誘(いざな)われる)ことになるのです。
重いペットボトル2000ml

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軽いペットボトル330ml

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まだまだ現役

教室には長くヨガをやってきた方がたくさんおられます。一番古い方は昭和56年(1981年)以来の69歳の方、男性です。そしてこのカードの持ち主84歳、男性Kさん。平成2年から22年間当学院でヨガをやってきました。44枚あります。

毎週欠かさず月曜日昼クラスに同じ84歳の男性Sさんとそろってお見えになります。Kさんは若い頃は駅伝の選手で名前をちょっと知られた人だったそうです。珠算は北海道で一番古く、今も全国の名誉役員、大学教員定年までスキーをし、今も海外旅行に精を出している強者です。Sさんは昭和60年からヨガを始め、今は親子孫と三代続いて、教室に来ていただいています。禅寺で座禅をされているせいか、背筋が伸び、柔らかい表情の中に時々眼が光る時があります。
次の方もヨガ歴は長く、まだまだ現役でばりばりの方です。昭和56年定山渓で合宿をした写真の中に沖正弘導師とはさんで座っているのが私とTさんです。Tさんには陰となり表となりお世話になっています。始めは奥様が先にお見えになり、その後多くのイベントに参加されています。

男性ばかり紹介してきましたが、女性の方が圧倒的に長く続けている方は多いようです。
私も年を取りました。でも皆さんまだまだ現役です。毎週みな様にお会いできるのが大変うれしいです。
私もがんばります。

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美しい人をつくる

 新聞に出ていた出版社の広告で本の名前です。私はまだ購入していません。教室でこの記事を元にいろいろ話をしています。答えが書いていないところがが好きです。学校であれば問題は必ず答えがあります。私たち日本人はこのように考えない教育を受けてきました。考えない方が組織に取って都合がいいと、誰かたぶん、堺屋太一さんの本に書いてあったと思います。社会的な疑問や問題は普通は答えがありません。考えるのです。考えて言葉に出すことで自分の中に信念が生まれてきます。この本を買えばこの著者の考え方があるのですが、それは他人の考えです。どうぞ、考えて言葉にして下さい。そんなことを教室で雑談的に話しています。

美しい人を作る
 話題にしやすい項目1「便利さや効率ばかりを追うと、美しさから離れる」なぜでしょう。
私の考え:目標は大切なことですが自然や人を粗末にする傾向出てきます。物を大切にしたり、人の心を思いやることと相反します。
 話題にしやすい項目2「なぜ電車の中で化粧や食事がいけないのか」化粧は以前はよくありました。少し減ったかもしれません。私の身近にいませんがその本人に言わせれば、自分のすること文句言うな、何しようが勝手だ。見なければいいでしょう。横向いとれ、などでしょう。
 でもね、人に嫌なものを見せて、不快にしていいのでしょうか。そして自分の品格を落としていいのでしょうか。誰だってお化粧はするのですから、場所と程度を考えるべきでしょう。食事も同じです。おかあさんが子供におやつを与えるところなどは少し品にかけますね。辛抱することを教えましょう。駅弁などがあるところは昔からの習慣だからおにぎりおやつはかまわないのかな。あくまでも状況判断でしょう。
 というわけで男性も女性も若い人、年配の人(私も)も美しい人になりましょう。日本人は昔からこのことを行儀作法と言っていました。

選択すること 反りポーズを楽にするために

シーナアイエンガーを読んでいます。けっこうを手ごわい本だけれど、ひとつひとつ納得しながら読んでいます。以下に新聞記事があります。「選択すること」を意識してほしいと思います。
「選択すること」
さて、今日のレッスンは「反りポーズ」をいかに楽するかです。体がつながり、微妙な動きを観察する練習と言えましょう。重さの理解と脱力の練習です。意思による力を過信しないでほしいと思います。おまかせになることとはこんなことを言うのです。
何の準備をなしに「コブラのポーズ」を作って、どんな感じで上半身が床から離れるか、チェックしてみましょう。無理をしないで下さい。私など準備をしなければ腰が硬いのでほとんど床から体が浮きません。「イテテ」の世界です。
それでは「仰向き」になりましょう。そして右手を伸ばして腕を耳の横につけます。右脇がしっかり伸びていますね。次に左膝をを立ててかかとを尻近くに置きましょう。
そして「息を吸い」ます。ここから、本題に入っていきます。首や腰の力が抜けていないと、頭と左足の動きが鈍くなります。「息を吸う」という状態は右側に空気が充満し胴体は左へ少しばかり傾くのですがいかがですか。数回行って傾くことを確認しましょう。どうしても傾かない人がいます。そんなとき自分の体を想像します。肺のある胸を風船と見立てて、膨らむ・しぼむを繰り返しましょう。右手を伸ばしているので特に右側が膨らむのです。
さて次に胴体が左へ傾くと首は左へ転がります。なぜなら首の力は抜けているからです。次のように想像しましょう。右側を誰かに持たれて傾けると顔は左へ傾き、立てている左足は左へ傾きます。これを①「吸う息」で頭と左膝が傾く、②「吐く息」で戻るを5回くらい繰り返しましょう。①②毎に頭と左膝が動いていなければなりません。
反対側は新しいことにチャレンジということで、イメージだけでこれをやってみませんか。動いているつもりで行います。すなわち、左手を伸ばし、左足を伸ばし、右膝を立てるイメージです。実際に同じようにやってみてもいいのですが、よくわからなければ少しだけ動かせばいいのです。イメージ力強化にもなります。
さあ、これでもう一度、うつ伏せになって、コブラのポーズを作ってみて下さい。
きっと楽に完成ポーズが作れるはずです。ポーズへのプロセスはたくさんありますが、ワンパターンで行うのではなく、いろいろなプロセスを「選択すること」も発想的に重要だと思います。選択が変化を生み出すのですから。楽な動きのほうがその後の選択の幅が広がると思います。この「選択の科学」は社会心理学、行動心理学を私たちにわかりやすく書いています。より良い人生を模索している人は一読の価値があるようです。
このやりかたはフェルデンクライスメソッドに似ていますね。極めるのでしたら是非、そちらで学んで下さい。
下の図は参考です。
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