ヒトの歩く能力はヒト固有の歩き方があります。例えば犬や猫の歩き方は種が同じであればだいたい同じだけれど、人の場合は遠くからでも個性的なのがよくわかります。また、テレビでライオンやチーターが獲物を獲る時、そっと近づいてあと全力疾走します。足の筋肉がつったり、捻挫したりしている場面に出くわしたことがありません。やっぱり人間と同じように自然界でもするのでしょうか。でも準備運動はしていないことだけは確かです。
いろいろ状況に合わせて歩き方を変えることができるのもヒトの能力です。毛がなくなって発汗しやすく、体温調節ができるようになったヒトは長距離を歩いたり走ったりできますが、人が追いかける動物は長時間の移動は熱中症にかかりやすくなって、ヒトの獲物になりやすいのです。原始の時代のヒトはこうやって捕食してたそうです。
さて歩き方です。元気のない歩き方を実際やってみると膝は曲がり足をひきずるように歩きます。それでは逆の元気な歩き方、そうです。かかとから着地し、足うらをしっかり床につけ、足指を開きながら、足指を大地から離します。そのような足の運びをするとふくらはぎは伸び、ひざ裏も伸びます。歩幅も広くなります。一度そんな意識的な歩き方をしてみてください。感動ものです。
今まで歩いていて、人に抜かれるのは歳のせいだと思っていた人が逆に追い越すことが多いと聞きます。まあ欠点は息が上がるといいます。これは歩くだけで新肺機能を高めるのですから理想的です。目は前をみて、姿勢矯正にも役立つでしょう。