四股立ちについて

カリキュラムのポーズにもなっているこのポーズは形は簡単ですが体にすごいパワーをもたらすものだとわかりました。このポーズは「ハイ、チーズ」といったたぐいで簡単に作れますので是非チャレンジして下さい。
脚を腰巾よりも広めに開い足先は外に開いて、腰を少しずつ落としていきます。そして腿を床と平行まで落とすと完成です。あとはアレンジで手を上に上げたり、横にしたりして姿勢を正します。吐く息のときに意識を下腹部におくといいでしょう。ポイントは「そけい部の締め」です。せいぜい10秒くらいでもかまいません。
この四股立ちは相撲などで良く見かけるスタイルで、パワーがみなぎる所作です。最近は日本ハムの中田翔選手のバッティングでも見られるようになりました。
さて、どのくらいの威力があるかというとビフォーアフターでチェックしていきます。
まずビフォーで、正座で肩を押して安定力のチェックです。
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そして四股立ちです。
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そして又どのくらい強くなったかチェックです。かなり強くなったと思います。
次に今度は先と同じような姿勢で肩を持ってもらって正座している人が手に向って肩で押す力のチェックです。
アフターです。正座している人はそけい部を折るような気持ちで前に倒すと、そのパワーはだんトツに強くなるはずです。
次に正座をしている人は前に体を倒して、それを上から背中を押して起きれないように押さえます。正座している人は起きようとするけれど起きれません。次にアフターです。正座している人はそけい部を締めるようにして手で床を押すようにして起きます。そのパワーも絶大です。
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次です。廊下をぞうきんがけをする姿勢を取ります。その人の前で肩を押さえて抵抗します。肩や首力を入れても抑えらていると動くことができません。そしてアフターを行ないます。ぞうきんがけしている人はそけい部を締めるようにして足で床を蹴ります。これもタックルを簡単につぶすことができます。
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以上のパターンで四股立ちを行なうことは安定した、上虚下実の姿勢となるだけでなく、こころもリラックスした状態になっているでしょう。

四股立ちについて」への3件のフィードバック

  1. 水野先生、
    初めまして、中橋桂一と言います。
    埼玉県でヨガ教室を開いてます。
    今回の四股立ち勉強になりました。
    自分の教室で試してみます。
    ありがとうございます。

  2. 中橋桂一様
    コメントをありがとうございます。上虚下実の考えは東洋の独特な発想です。私も磨きをかけたいです。

  3. 水野先生、はじめまして。先生の書籍を読んで、ヨガを始めました。
    初めては辞め、のヨガだったのに、今はとても楽しく、精神的にも楽になりました。
    また、ポーズの一つ一つを吟味しながら……という意味が今まではわからなかったのですが、先生の本を読んでいるうちに、なんとなくですが、理解でき、本当に感謝しています。
    関東住まいなので、次の旅行は北海道に行って、水野先生に教わってみたい!と
    いう未来の楽しみ?もできました。
    以前に書かれている方がいらっしゃいましたが、月の体操、私もやってみたいです。
    また、先生の書籍を楽しみにしています。

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