大学を卒業して初めて部活の集まりに参加しました。先輩も後輩も80名くらい、集まりました。創立50周年記念ということです。部の名前はいいますと「探検部」と申します。これがけっこう誤解を招き、冒険部ですかといわれるのですがれっきとした「学術部探検部」と称さなければなりません。外向きは文科系ですが、中身は体育会系です。先輩後輩の関係はけっこううるさかったのですが、意見はきちんと言える環境でした。私のヨガの原点はここから始めるといってもいいでしょう。それは、なぜ、どうしてという問いかけと、やってみなければわからないという考えが、そして行動哲学がヨガなのですからよく似ています。今回の先輩後輩、顧問の講演などを聴いていると、探検活動は京都大学の生態学者、文化人類学者の今西錦司、梅棹忠夫が原点ですので立派な学術調査が基本です。私たちの活動前後は洞窟調査をやっていたみたいです。そしてこの頃は海外の民族調査が主流でした。顧問は元国立民族学博物館館長の佐々木高明先生でした。私のグループはというとこのブログのどこかに書いたと思いますがトカラ列島の無人島でした。これは調査という立派なものでなく規模は大きかったのですが、残念ながら報告書は書けませんでした。それだけが今回OB会に出席して肩身の狭い思いでした。しかし当時の隊員、サポート隊を含めて13名中11人が参加していたことはそれぞれが実績を自負していたことなのでしょう。いつかこの企画の報告書を何かの形で実績として残してみたいものです。