「軽くて楽な動きがいい動き」の標語でヨガ指導をしていますが、その原点はたくさんありますが操体法という治療法が一番初めだったと思います。操体法で検索するとたくさんの本と治療院がでてきますが、当時はまだ創始者の橋本敬三先生が存命中で私の周りはずいぶん騒ぎ、、彼らからいろいろ教わりました。
今、学院ではカリキュラムに入って体を柔らかくリラックスするテクニックで行っています。しかし数週間前からスタッフから火がついて、操体法のことをいろいろ勉強しだしました。私は本格的な操体法を10年以上やっていなくて、すっかり錆びついて、新たに勉強しなおしです。調べてみると本もたくさん出ているのに驚きました。しかし札幌市内で操体法をしている治療院を探したのですが、メインでやっているところはほとんどありません。なぜないのでしょう。この操体法は入口が広く、とっつきやすく誰でも出来そうな療法ですが、奥が限りなく深くそこに到達するのは並大抵ではありません。私が思うのにヨガと同じで学び続けなければ、マンネリになり技術が低下していくのです。それで操体法を取り入れていた治療院は他の療法と組み合わせて操体法を補助的にしか使わなくなったのかと思います。
ヨガの授業のときに、私は体のバランスや修正的なことはあまりやりませんでした。それはリラクセーションと左右対象のヨガポーズでまかなえると思っていたからですが、しかし今は少し考えを変えて、積極的に操体法とりいれた修正ポーズも行うことにします。取り入れて数日しかたって立っていませんが、基本操法(重心のかけ方、あしぶみ)をするだけで木のポーズや英雄の3番というバランスポーズが劇的に楽になるのです。