ヨガをするにあたって大切なこと

おもしろくて、懐かしい資料が見つかりました。30数年前に手に入れた本で英語なもので開かないで捨てる寸前に手に取りました。辞書を片手に少しづつ読んでいくとこれはヨガをする際に基本的なことで知っていてもらいたいと思いました。下に私のコメントもありますので最後までお付き合いください。

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「yoga week by week」は前半は哲学的なことが書かれていますが、後半は52週、1年間、毎日ヨガを行うプログラムが書いてあります。それらは呼吸法から始まり、アサナ、瞑想で終わる内容です。初めの1ページにとても大切なことが書かれていました。とても大切ですからそれを簡単に註釈してみました。
1.朝のヨガは私の周りで行っている人は多いようです。4時に起きてきっちり2時間取っている人もいます。
2.ヨガをすると誰でもが健康と財産と幸福が得られるかは個人の資質によるのでわかりません。得られる必要条件ではあります。というのはヨガのポーズだけがヨガではないことです。この後のマントラを含めた自己コントロールが必要です。そのときに十分な条件になるので大いに期待しましょう。
3.毎日は当然です。仕事だって毎日しているので面倒なこともむつかしことも難なくこなしています。しかし土日の休みを取ると仕事の勘が衰えるのは体験しているはずです。ヨガは毎日するものです。
4.マントラですがこれは私はイメージ法ととらえています。後に著者のマントラがありますが、よく似たものに私はエミール・クーエの言葉を使っています。「日々にあらゆるものが良くなっていく」というものです。1回20編を唱え一日何回も繰り返します。詳しくはイメージトレーニング(http://www.mizunoyoga.com/gakuin/k-3.htm)参照してください。沖ヨガの行持集には目覚めに誓いや眠りの誓いなどたくさんあって生きている喜びを日々確認する誓いがありますがこれも同じマントラになるでしょう。
5.潜在意識に入りやすい、いわゆる暗示、催眠に入りやすい状態は快の状態です。暗示や催眠を変なものとして扱わないでください。私たちは多かれ少なかれこの暗示の世界で生きています。いわゆるコマーシャルや規則や政府発表というのは他者催眠です。ならば自己のコントロールの中で自己の都合の良い暗示を入れていきましょう。ここの文章通りマイナスの束縛から離れ、自由になれます。
6.寝る前のマントラは天風会の創始中村天風師が鏡をみて寝る前という指示がありました。自分の目を見てしっかり自己暗示をかけてから寝るのです。中村天風師のことは「めい想録」(http://www.mizunoyoga.com/gakuin/k-62.htm)にあります。
7.馬車と御者の絵は心、欲望、体の関係をわかりやすくしています。適当な絵がないので某有名ブランドから拝借しました。
説明の仕方によっては馬車に乗っている馬主こそが真我・霊性・魂というのがあります。いずれにしても欲望のまま感情のままに生きる、暴れ馬にならないために理性をもって生きることが大事だと思います。

最後にヒンドゥ教ではオームーを使い、輪廻を意味しとても大切な真言(マントラ)ですが沖ヨガではアオムという真言を使います。これは健康や自然を尊ぶマントラです。