2005年6月9日の投稿記事
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日々のレッスン
そりポーズが楽になる連続ポーズ
今はヨガ界では太陽礼拝体操がはやっています。雑誌にもビデオにもこの体操ばかりです。 そこにはスリヤナマスカーラと言う名前で紹介します。アシュタンガヨガと言うジャンルにそれです。アシュタンガヨガは混沌としているヨガの体系を古典を元にして整えたそうです。 そのスリヤナマスカーラはいままでのたくさんあるポーズの発展系で、力(ちから)系のポーズです。繰り返し連続して行い高度なポーズを目指していくのが特徴です。
繰り返して行うのは太陽礼拝だけではありません。「五体投地」もそうです。。「五体投地」の出処はイスラム教かららしいが仏教天台宗あたりにも見られます。インド中国文化の交流の結果でしょう。繰り返し、繰り返し行うことで「瞑想」状態になるのだと思います。
今回の「月の礼拝体操」(チャンドラナマスカーラ)は出典は不明ですが、私たちの教室ではいつのまにか重要なカリキュラムになっています。その特徴は繰り返し行っていくうちに体が柔らかくなっていくことです。特にそりが楽になっていきます。この連続ポーズは優しい動きの連続です。そして繰り返し「祈りのポーズ」が入ります。わたしはゆったりとのんびりと行える動きが好きです。ちからわざは何もありません。
しかしこの体操でも、細かい所に動きとして注意を払うことは大切です。例えば手を上にあげるときは「肘からあげる」、立ち前屈のときは「そけい部を折るようにして」。ひばりのポーズのときは「前の膝を強く出す」、祈りのポーズのときは「呼吸をしっかり意識して(しぼむ、膨らむ)」。コブラのポーズのときは「首を長くして」、らくだのポーズのときは「腕を振り子の延長で上げるように」などなどです。
この「月の礼拝体操」を5回ぐらい行うと普段はとても考えられない「立つ姿勢からアーチのポーズへ」が優しくできるようになる。イヤそんなこと出来なくてもいい。気持ちのいいひとときを過ごすことが大事なことなのだから。
(2005-06-09)