先日の登別合宿研修会の際に台湾ヨガ会の事務長「頼玉秋」先生のアサナ指導がありました。流れるような動きです。見ているだけでは何の変哲もないアサナですがこの一部の動きをしただけで、驚きの結果が生まれました。
まず私自身ですが、この後、前後開脚のポーズ、いわゆるハヌマーンアサナを行いました。私はこのポーズは不得手です。普段は痛い、伸びない、尻が落ちない、体全体が緊張に包まれます。しかしこの時は違いました。なんのストレスもなく、足は開きます。しっかりと胸の前で合掌できます。手を上に上げることもできます。140人の内の部屋の一角は私への拍手に包まれました。すごいすごい、瞬間です。今までのあの痛さは錯覚だったのか。体の条件が満たされると瞬間に可能になる事実の再現です。少しずつできるようになるのではなく、突然にできるのです。
それは合宿後、数日を経て教室で再現してみました。私のクラスは体の固い人ばかりです。教室は壁が少ないので二人組を作り、背中を借りて同じ動作を行います。そして開脚前屈のポーズを挑戦しました。10数人中90%の人が格段とポーズが進歩していました。腰がしっかり入っているのです。
いつも言っていることですが、腰を緩めるポイントはそけい部を締めること、胸を開くことであることがよくわかりました。そして動きの中で腸骨を回転するように行うことが大切です。この回転という動作は締めて緩めてという複雑な動き、協調が必要な動きでもあります。
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