辞書を買いました。ほとんど使うことがないのだが、60歳は生まれ変わりと聞いて、置いとくだけの辞書を求めました。それには重いほうがいい。相変わらず字が小さいね。読めないです。今はネットで調べられるのに何で好んでと自問自答しています。昭和39年8月(辞書に手書きしてある)同型の辞書を買ってもらいました。親は期待したのですね。
古いのをぱらぱらとめくったら、メモ書きがありました。卒業式の時(昭和42年3月)教育長のあいさつで立派なことをおっしゃったのです。(じだいこうけん・・・)と、なんじゃ、これ。もう少しぱらぱらめくっていくと、今度は新聞の切り抜きです。かなり色あせています。「時代考験青年 青年創造時代」とあります。これはこの人の持ちネタなのです。いつもこの話をしているのですね。そいえば自分もヨガのとき同じ話ばかりしていること反省しています。
切り抜きを苦労して読むと、読みにくい、漢字が多い、修飾語がどこにかかっているかわからない、でも要約すると以下になります。返還前(29年後)の香港は活気にあふれている、中国はただでこの都市を手に入れていいなぁ、いずれ日本の競合になるだろう、台湾へ行ったらレンガ壁に黒々とスローガンがたくさんある、さすが文字の国だ、その中に「時代考験・・・」とある。自分なりに解釈すると大転換期に直面している現代は青年を厳しく試験し、追及し、時代の試練に堪え、その要請にこたえられる実力があるか、他方青年には明日の世界を開拓して、人類社会の進化発展、創造する責任があると。この若い香港の行く末を台湾が不安を覚えながら見ていると。卒業式の訓示には最適の内容です。若い者を甘やかしちゃいけない、きちんと教育して責任に耐えるだけの人物にしないといけない、そして若者は次世代を担う責任があるのだ。しっかりしろっていう感じですね。
ちなみこの記事の裏は何とひっくり返したら、アポロ8号の記事です。アポロ8号は人類初の有人月周回ミッションを行った宇宙船である。8号はアポロ計画で2番目の有人ミッションであったとWikipediaにありました。