三千院へ紅葉には少し早い晩秋に行った。京都バスは満員で身動きできないくらいであった。そのバスは懐かしいバス停「小寺」を通過する。ふと昔を思い出す。縦走専門(山の尾根ばかり歩いている)の山登りから岩登りにチャレンジした頃、ここから江文峠のほうへ向う金毘羅山で岩登りの練習をしたものだった。何回か練習したある日、岩場から落ちた。確保なしすなわち体に巻いてあるザイルは誰にもどこにも確保されない状態であった。そこにハーケンがあってそれにカナビラを通そうとしたときズルッ。幸い大怪我でなく、抱えられながらバスに乗って帰ったことがあった。それ以後岩場はご法度の場所になった。今でもブルクッシャアサナ立ち木のポーズや英雄3番のバランスポーズは苦手である。