本州では桜の開花の話題がつきません。でもテレビで見る限り寒そう。北海道では桜はまだまだ、5月中すぎです。閉じ込められていた季節の中でその喜びはひとしおです。まず、日が長くなり、陽の暖かさが感じられ、雪が溶け始めます。そのうちにフキノトウが芽を出すでしょう。そして気持ちが春になっていくのです。不況だといっても時間は止まりません。卒業、入学、就職、移動に転勤、再出発と生活の中もめまぐるしく変わっていきます。いわゆる門出です。始まり、巣立ち、雄途はなにも若い人だけではありません。サムエルウルマンの詩にもありました。希望こそ出発点です。それが春なのです。別に四月でなくてもいいのです。いつでもどこからでも気持ちがあればそれが門出です。一つ一つの歩みが自らを作っていきます。そういう意味で「ヨガは生き方発見のプログラム」なのです。