昔から鍛錬法として乾布摩擦というのがありました。皮膚を鍛錬して体を丈夫にするためです。風邪の引きやすい子は寒い日に上半身裸になって大きな声を出して乾いたタオルでごしごしと摩擦する方法です。ですからこの方法を「寒風摩擦」と思っていました。精神修養の意味もあったのでしょう。あるとき、亀の子たわしで体を磨いたらもっと効果があるというので半年くらいやったことがありました。効果のほどはわかりませんが肌がつるつるになったことは覚えています。最近では特に子供やお年寄りに皮膚を強く刺激すると肌の抵抗力が落ちて良くないといわれています。
最近、健康雑誌わかさに写真のような記事があり、ぬれたタオルをしっかりと絞って同じように全身を摩擦する方法が紹介されていました。昨今、アトピーの人が多い中、ただ薬だけで症状を抑えていた人には朗報だと思います。傷があるところにはぽんぽんと抑えるだけにするそうです。これなら年配でかさかさ皮膚の人にも勧められそうです。