9月中旬から月末まで2週間をヨガ仲間の縁を頼りに神の聖地、聖人たちに会う巡礼の旅をご報告します。
ヨガがインド発祥の地であることを知って30年の間インドという国を知らずに過ごしてきました。関心がないから知っている言葉といえば「カレー、ナン、ヒンドゥ教、ガンジー、カースト」位です。出かける前にガイドブックを読んでも何が書いてあるかさっぱりわからない、出かけて初めて知ることばかりでした。今は語彙も増えました。「サドゥ、ガンガー、シヴァ神、ハヌマーン、マサラバーサ、チャパティ・・・」
旅程はデリー~ハルドワール~ウッタルカシ~ガンゴトリー~リシケシ~デリー~成田というのんびりした時間をすごしました。
ハルドワールは通過しただけの町ですが初めてインドの強烈な印象の地でした。朝4時に列車から降りて広場に出ると牛が寝てる、人が寝てる、のら犬も一緒に。たくさんの生き物が寝ているのです。赤ん坊、幼児までが広場の路上で大の字になって寝ています。そのちょっと横には牛の大きなお好み焼きのようなウンコがあちらこちらに、ぼたっ。通人に聞くと彼らは「ガンジス川で沐浴するために集まった巡礼者」だそうです。今回の旅のあちこちで見る「路上生活者」ではないとのことです。巡礼者は100人くらいがまとまって寝ていました。朝になると聖なる川、ガンガーに祈り、沐浴するのです。このようにインドの人たちは神をとても大切にする人たちでした。私たちはこの神を理解するために2週間の旅をすることになりました。