ストレスは意識革命で脱却できる

 以下の内容はNHKスペシャルのキラーストレスの番組を参考にしました。
 数々の恐ろしい反応を作り出すのがストレス。一つ一つのストレスは誰でも持っているが、それが深刻になったり、異なるストレスが重なったりすると、大きな病気を引き起こすといいます。ガン、血管障害、アレルギー反応、うつ病などがそうです。

 原因は脳の中にある快・不快をつかさどる扁桃体です。この脳は両生類時代から現れました。危険を察知しないと生物は生き残れないのでこのような基本的能力が獲得されました。しかし人間の脳は前頭葉が特別に発達しましたので予測をしたり制御したりして適度に扁桃体が刺激されより良い環境を作ることができます。ところが高度に持続した不安や恐れは偏桃体を異常に興奮させ副腎からストレスホルモン、コルチゾーンが分泌され、血圧をあげたり脈拍を上げるだけでなく、脳を破壊することもあるそうです。これが記憶や感情をつかさどる海馬の神経細胞を細くし、うつ病になっていきます。

 私たちの現代社会ではストレスの中にいて、いつも生活時間の中で目の前のことを半分以上考えていないそうです。過去や先の未来のことをいつも考えています。50%も今のことを考えていないそうです。過ぎたことやこれから起こりうることを次々と考える、マインドワンダリングというそうです。これはどんどんストレス度合いが大きくなっていきます。

 さてこれらのストレスを少なくするための方法はストレスになったときの気晴らしのリストアアップを行います。これをコーピングといいます。気晴らしの内容をリストアップし、ストレスの観察及び対策を意識的に対処します。そしてそれらを10点満点で評価します。楽しみや喜び気分と行動力で気づくことを数値化することで評価できます。気に入った行動をこれらを毎日欠かさず行い、習慣化することで健康になっていきます。これらは前頭葉(海馬)が活性化し、扁桃体を抑制し、ストレスからの回復に役立って行きます。

 このように以上のようなストレスをためないために「意識革命」が必要になってきます。ぜひ気分が良くなること、楽しいことを習慣化してみましょう。

 これらの「今」を大切にする習慣は日本文化の中にたくさんあり、禅や呼吸法、ヨガ、お花お茶の中に一期一会の出会い、を大切にする思想こそがマインドフルネスにつながっていくのです。

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