受験生のための呼吸法
先週の金曜日にセンター試験の受験生のために「ヨガでリラックス」というラジオの電話取材があった。
これからまだまだ受験シーズンが続く。参考になると思うので試験に臨んだりするときに緊張を克服する方法を書いてみる。
リラックスをするというのは当然であるがお風呂や温泉に入ったりのリラックスでは困る。最高の集中状態でのリラックスが必要である。
慌ててしまうと地に足がつかなくなってしまい上の空になってしまう。「地に足をつける」とはよく言ったことで足が床についていると実感する事である。床に足がついているのは当たり前だけど緊張して気がつかないのだ。呼吸もそうだ。緊張したときはゆっくり呼吸をしなさいとはよく言われている。これだって生きている人で息をしていない人はいない。
慌て、思い込み、上の空から自分の体に意識を戻してわれに帰ることである。試験のときには持っていない以上の力は出しようがないが、これで持っている力は発揮できるはずである。
もう一度言う。呼吸に意識してゆっくり吐いたり吸ったりしているのを実感する。そして足でも手でも顔でもいいからあるべき姿を実感する。足はしっかり床にあって、手は握ったり開いたりが可能であり、顔は穏やかでくつろいでいるのを実感するのである。

次に緊張に対して積極化する方法を紹介する。それは普段でもやっている呼吸法である。「よし!やるぞ!」というときの呼吸は息を止めているはずである。他に「位置について!ようーい。。。ドン」もそうだ。この息を止める呼吸のことを「クムバク」といっている。息を吸ったときに息を止めて肛門、腹に力をいれ、肩の力を抜く。この動作を瞬時に行う。精神的にも肉体的にも積極性が生まれてくる。
具体的には息をまず吐き出し、鼻から息を吸い、少し吐いて息を止める。腹を練るように力をいれ2秒間くらい止める。そして又息を吐いていく。これを2回ぐらいでいいであろう。思いついたときに何回も行う。そして試験の時は「よーしっ!来い!」のクムバク呼吸である。
(2005-01-20)


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