腰を柔らかくする
両足を投げ出して座ります。そしておしりで歩こうとします。尻歩きです。その時、右座骨が前に出る(右かかとが出る)とき、右肩が出るように動きます。膝の力を抜きます。腰が楽にねじれるように右膝を外に開く、その腰の動きを交互にします。これを繰り返すと腰がほぐれ膝がほぐれ足首さえほぐれて背骨全体が緩んできます。
この動きを前へ10歩、後ろへ10歩。そうすると、次にねじりのポーズを作るとき胸腰、肩がゆるんでいるので楽にねじることができます。ポイントは膝のようです。膝を固くしてねじると腰が固くなり背骨が固くなって動きが硬くてつらくてせつなくて呼吸も詰まります。からだが楽に捻れることを左右、それぞれねじって確かめましょう。体がほぐれると、特に膝の力が抜けると楽に出来ます。膝の故障のある人にも良さそうです。
この尻歩きはからだ全体をほぐすのに最適であり、膝痛、腰痛、背痛に効果があるでしょう。
ねじりのポーズをもう少し説明しますと、足を投げ出しているのですが、膝は楽にしてください。すなわち上半身に硬さが残っているのであれば曲げてもいいです。外側、上側に曲がっていてもかまいません。
右手で左脚の腿を押さえて、顔を左から後ろを見ます。左手はお尻の後ろのほうの床に置きます。この手は背骨を支える手でもあります。胴体がねじれている姿です。理想は胸背中の面が両脚と平行になっているのが望ましいです。肩の力を抜いたら楽に出来ます。捻ったまま3呼吸ぐらい気持ちよくやってください。反対側もやりましょう。
それから仰向きになって腰や膝や背中のリラックスを心がけます。意識をそこにおいて重さ、暖かさを感じてください。
ねじりのポーズの写真は「肩こり・腰痛って治るの?」を参照(右左、逆になっています。)
次の動きです。
あぐらをかいて、右足を両手で持って頭に近づけようとする。さてどうしたら楽につけることができるでしょう。力を入れても痛いだけです。実は反対の足、左脚の緊張をなくすことが右足の自由度が高まるのです。膝を曲げる角度をいろいろ変えてみてちょうどいいところを探してみましょう。
次に右足を床において頭を右足に付けるためにどうしたらいいのでしょうね。
やっぱりは左足の位置がポイントのようです。
やっぱり膝の力を抜くと腰が柔らかく緩むようです。
仰向きになって右足をやっぱり頭に付けるということもやってみましょう。背骨が緩まないと足は頭に近づかない。左脚の位置が重要になります。
この一連の動きは各関節を緩めるわけですがそのとき腹筋に力が入っていることに気がつきましたか。腹筋に力が入ると背中の力が抜けて背骨が柔らかくなるのですね。
以上の誌上レッスンで絵がないことはわかりづらくて申し訳ないのですがなんとか想像力をかき立てて、試行錯誤してみてください。
いろいろやってみることに思いがけない発見があると思います。絵で安易に解決するより試行錯誤のプロセスは大きな気づきも獲得できます。
(01/06/01)
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