にやっと笑うと体が柔らかくなる

くつろぎのポーズのとき又はリラックスしたいとき、からだ中を微笑むとうまくいきます。
にやっと微笑むのは顔だけでなく首も肩も胸も背中もです。そして腰もお腹も脚も足も、にやっと微笑みます。
そんなことできないといいますがイメージでやってみると意外に簡単に微笑んでいるのがわかります。
笑っている感覚がわからないときは、顔で怒る、首で怒って、そして次に笑うとその差がはっきりして微笑むことができます。
痛みが感じるやりにくいポーズで試してみましょう。前屈のポーズなんかが適当かと思われます。
そんなにきつくしないで先ほどのやり方で顔で、肩で胸で微笑む、怒るという作業をくり返していくと緊張弛緩がはっきりわかりそして同時にからだが緩んだぶんだけ柔らかくなっていくのがわかります。
こんなふうにしてポーズを作ると時間が経過するのが早くなって耐えているという感じがなくなっていきます。気がついたとき自分でも驚くほど柔らかくなっている発見があります。
デスクワークの最中でも応用できます。
仕事中は顔をニコニコできないので胸で笑ったり背中で笑ったりすると緊張緩和に役立つのではないでしょうか。
電車の中でもちょっとしかめっ面でいながら肩で背中で笑うってなんかユーモアがあって面白いです。
今、私もキーボードに向かって体で笑っていますがなかなか具合いいです。短時間でいい、瞬間でもやってみると緊張が取れるようです。

これはからだに集中する練習にもなり、禅的な練習である「今ここで」という実感が得られます。
(2002-02-21)

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