やせるについて
教室で「このポーズはやせるポーズです。」なんていうと皆さんは目を輝かしてアサナを作る。やせる、肩こり、腰痛、若返るなんて言葉をちりばめるとガゼン、集中力が高まってくる。
これに類した言葉は以下のとおり。
頭痛、胃潰瘍、痔、生理通、腰痛、関節炎、神経痛、不眠、眼の疲れ、肩首の疲れ、めまい、肌荒れ、慢性下痢、頑固な便秘、喘息、高血圧、蕁麻疹、インポ、早漏、不感症、歯ぎしり、夜尿症、頻尿、痩せる、耳鳴り、不安、リラックス、集中力、創造性・・・

実はこれ自律訓練法のパンフから抜き出した言葉である。ヨガの効用をここまで広げると誇大広告になってしまうし、やり方によっては医事法違反になる。ヨガ関係者は言葉に注意しよう。治してあげようというのは医事法違反ですよ。ならばやせるということはウソかと言うウソではない。教室でもやせたという人はたくさんいる。やせる、太る、・・以外に上記の不定愁訴がよくなったひとはたくさんいる。これらは間違いなくヨガの効用なのだ。ただ、ヨガをやっている人がそれこそ勝手に自然に知らぬ間にそうなってしまっただけに過ぎない。治りたい、治りたいと思ってやったわけでなく指導者に問診され治療を受けたわけでもない。

今、社会は病む人が多い。仕事、仕事、お金、お金、時間、時間、ヒマ、ヒマ、物、物、愛、愛、憎、憎、執着、執着、不安、不安、不満、不満・・・そしてイライラ、イライラ。2006-01-12 般若心経について(1)
そして新聞社会面はいじめ、自殺、殺人、放火・・言葉にするのもおぞましい事件のオンパレード。これが朝のテレビで食卓の中で一緒に飲み込んでしまっている。そして気を重くして仕事に出向く。いつのまにやらいろいろな事件が他人事のようになってしまっている。いや他人事なんだけど。これだけ世の中が病んでいるとさもあらんという気がしてならない。ひとごとではないのだ。

賢明な当ヨガ学院に通う受講生は他人に向けることなく自分の中にストレスをかかえて不具合をなげく。東洋の英知であるヨガをもってして本来あるべき生命力、ホメイスターシスを動員することで癒しを試み、自ら回復していく。東洋の英知とはリラックスの練習。戦うことをやめる、逃げることをやめる。自分自身の存在価値を高めること。批判しない。弱音をはかない。建設的な思考。工夫する力、明るいこころ。そして感謝。(批判しないはテレビに向かってグチを言わない、飲み会でグチらないを含む。要するに自分の口からマイナスを発しないこと。)

諸悪の元はこのイライラ、イライラ。イライラ、イライラ。解消の手っ取り早い方法はおいしいものを食べる!。あーぁ、すっきりした。ワァ、太ってきたぁ。イライラ・・この循環をなくすことだ。ヨガ教室ではリラックスして自分の価値を高め本来のすばらしい自分に戻すことで勝手に自然に知らぬ間によくなっていく。当然やせることも、太ることも可能である。やせたい人、集まれぇ!
(2007-04-19)


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