肺の重さ

 肺の重さと呼吸を考えます。次の姿勢で呼吸が変わることがわかりますか。普段の姿勢で体を起こしているときのように a胸が立っているとき、そして寝ているときはb横になっているとき、逆立ちのポーズのようにc逆位になっているときなどです。a~cどの位置が一番楽に呼吸できると思いますか。 続きを読む

呼吸法の大事なところ

ヨガの中にいろいろな呼吸法があり、名前は別として息の出し入れが早いものや息を留めるもの、胸でする呼吸、腹でする呼吸、意識をある部分に持っていったり、動きをともなうものとたくさんあります。ポ-ズそのものが呼吸法であったりします。 続きを読む

張理事長による呼吸体操

この項もムービーです。
この動きは彼が呼吸体操と言っているわけではありません。そして先に紹介した太陽礼拝よりも前に行う動きです。
私にはこの動きは吸う動きは素早く、手を上に上げきってクムバクを行い、それから吐く息でゆっくりおろしているのが印象的でした。100秒くらいの映像ですが、実際もこの程度でしたがこの動きならもう少し時間をかけて繰り返してもよさそうです。
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Tyou_kokyuu_2

息を吐いて胸を膨らます

 ライオンの呼吸というのがあります。ライオンはスワヒリ語でシンバと言います。その関係でライオンの呼吸のことをシムハアサナと呼んでいるのでしょうか。このポーズはただ単に息を吐いて舌を出すポーズではありません。
 犬でもネコでも相手を脅かす時は唸りを発して毛を立て、胸郭を広げて体を大きく見せます。オペラ歌手でも胸郭を利用してすばらしく大きな声量を出しています。舞台役者も小さな劇場ならマイクなしで、大きな声を出せるのは胸郭を使った発声法だと聞きました。
 「胸を広げて息を吐く」は腹式呼吸から言えば矛盾するみたいですが、しっかりとした横隔膜を使った呼吸法です。お腹を小さくして横隔膜を持ち上げ、息を吐き出す呼吸です。これはそのままライオンの呼吸になりますし、発声法にもなるはずです。このとき背中や脇が膨らむのを感じるでしょう。胸郭が膨らむためには横隔膜に圧縮圧力に反応する柔らかい筋肉が必要となります。ポイントは口で息を吐くことです。声を出すのは口ですから当然です。弱い呼吸でいいですから息を口で吐いて胸が膨らむ練習をしてみましょう。
 今度は反対に息を吸って胸郭のいろいろな部分を膨らましましょう。座っていても寝ていてもかまいません。やってみてください。鎖骨に空気を入れると肩が丸くなるでしょう。腕を耳の横に上げて息を吸うと伸ばした脇が膨らみます。背中を丸くして息を吸うと背中に空気が入るし、肘を引いて胸を開くと胸が、体を横に傾けて腰を伸ばすと腰に空気が入ってきます。息で遊ぶとけっこう楽しい時間が過ぎます。そして胴体が柔らかくなってくると、呼吸が楽になります。
 そして「息を吐いて胸を膨らます」ライオンの呼吸を行ってみるのです。体を大きく見せて、気道を解放して舌を出してガオゥと発声するのです。ライオンの呼吸に限らず、いろいろな箇所で吸って膨らませる、吐いて膨らませることができるようになると無意識になっている声の出し方も変えることができると思います。小さな声の人、聞き取れない声の人、ぜひ参考にしてください。いろいろなことができるという多様性は進化、向上の一つです。動物も人類、生物もそのように進化してきました。
Rion

腹を抱えて笑う_息を吐いて腹が膨らむ

 ここでは笑いの話ではありません。やはり呼吸をテーマにします。腹式呼吸は腹に空気を入れるつもりで息を吸って腹を大きくしますが、ここではその逆で、息を吐いて腹を大きくします。これは特殊でも何でもなく普段やっている呼吸法です。タイトルの腹を抱えて笑う様子はお腹が大きくなっています。特に笑わなくても吐いてお腹を大きくすることを繰り返していると、お腹だけでなく、腰にも尻にも膨らむのがわかります。このしぐさどこかでやっていませんか?そうトイレです。便秘になれば腹圧を必要とします。出産もこんな感じなのでしょうか。この呼吸は咳をするときの呼吸、先の笑う時の呼吸、そして犬が唸っているときの呼吸です。
 次に息を吐いて胸を大きくする方法です。思い出すのは舞台で声楽家が大きな体で歌っている様子は明らかに胸を大きく広げて共鳴させて音を発声しています。私たちも大きな声を出す時は顔の副鼻腔や胸郭を使っています。息を吐いて胸郭を大きくできます。腹を引っこめて胸を大きくできます。胸にも背中にも脇にも顔にも空気を送っています。
 今回の呼吸のテーマは呼吸と言うと腹式呼吸だけではないということです。普段の生活では腹を大きくして吸う呼吸よりも今までの例の通り、意識したらできなくて、無意識でいつもやっている呼吸、これに気が付いてもらいたいのです。
 実はこの呼吸法は沖正弘導師が「呼吸体操による修正行法」で一番言いたかったことではないかと思います。ところが当時はほとんど皆が沖導師が指導するヘンテコな修正体操ばかりに目がいって、呼吸に関心がありませんでした。しかしタイトルにきちんと「呼吸体操による」と書いてあるように導師の真意は呼吸を変えることが体を変えることだったのです。その呼吸は体のあらゆるところで呼吸をし、吐いて膨らまし、吸って小さくする多様性ある呼吸に注目されました。これは今考えると画期的な呼吸法です。修正体操をしなくてもどんな呼吸でもできるように体も感覚も磨かなければと思いました。
 ところで息を吐いて腹が膨らむ呼吸法は座禅の基本だそうです。座禅の達人はみぞおちが大きくなったひさご腹になっています。
Photo出典「静座のすすめ」

吸う息を意識すること

 今回は息の吸い方です。間違った吸い方は肩呼吸と言われている首をすくめて行う呼吸法です。走った後などは肩で息をするしぐさです。短時間なら問題ありませんが、これが癖になると首を痛めることになります。
 基本的な息の吸い方は、横隔膜を下げて腹や腰をふくらます方法です。これは腹式呼吸ですが、実は理想の息の吸い方は胸も腹も膨らむ方法だと思います。ヨガのポーズの時に、体を風船のイメージで動かすとリラックスして楽に体を動かすことができます。私たちは生きている限り呼吸するのですから、この当たり前の現象は、体の重さと同じくらい意識するといいと思います。
 この息が入ると所を調べてみると、意識するところはどこでも入るはずです。腕を膨らましてくださいとか、顔を膨らましてくださいとかをセミナーなんかでするのですが、初めは皆さんとまどいますが、意外と簡単にできます。また息が入りやすいところは筋肉が伸びているところ、たとえば魚ポーズであれば胸に空気は入りやすいし、横になって背中を丸くすると上の肩甲骨回りに空気が入りやすいようです。
 この空気が入るイメージを使って先日、かんぬきのポーズ(パリグハアサナ)を作りました。before after(操作をする前、後)で行うのですが、仰向きになって、左ひざを立て、右足、右手を互いに伸ばして右わきに空気を入れるように息を吸います。このとき、頭は左へ倒れるはずです。息を吐くと頭は元に戻ります。(仰向きで、息を吐いて体をねじる時はねじる方と逆にあごが出るのと反対の動作です。この両者の動作は首の力を抜く方法でもあります。)このようにしてから、かんぬきのポーズを作ると断然、楽にできることが分かります。反対側は仰向きにならなくても、簡単にイメージだけで、左わきが膨らむ呼吸をするだけでもいいのではないでしょうか。
 以上のようにヨガの時は吐くことを大切にしますが、吸う息でもきちんと意識することでポーズが作りやすくなります。
Kannukikwb1かんぬきIkisuu_2息を吸う
Nejiri
息を吐く

食べるとき息を止める

ヨガでは息を止めることをクムバクといいますが、あまり日常で使うことは少ないのです。
そもそも息を止める時はどんなときでしょうか。緊張したとき、我慢するときくらいでしょう。しかし大切な作業の時息を止めるのです。それは飲食をするときです。それは飲食物が気管に入らないようにするためです。ただこれらはヨガで言うクムバクとは言いません。ただ息を止めているだけです。
ところで赤ちゃんはおっぱいを飲むとき息を止めないで鼻から息を吸いながら飲んでいます。我が家の犬は息をつかずにがつがつと長時間食べているのは鼻で息をしているからでしょう。人がビールやジュースを飲む時はごくごくと飲みます。このごくごくは息を止めるからごくごくとなります。赤ちゃんは喉が未発達なので息をしながらおっぱいを飲めるし、犬は喉の構造が違うから口と鼻は別々に使用が可能なのです。
だから赤ちゃんは喉が未発達の間は赤ちゃん語しか話せないし、人以外の動物はチンパンジーのような高等動物でもいくら言葉の訓練をしても言葉を話すことはできないのです。それは喉の構造が違うのです。犬やネコが鳴くのは気管が普段は鼻腔に近づいているのですが、そのときだけいったん下がって口から息を出して、ワンとかニャーゴとか音を出しているのです。彼らは息を吐いている時だけ気管が下がるからまず喉つまりがしません。彼らの食べ物は気管の周り、横を通って食道に入ります。犬はよく喉を詰まらしますが、それは食道の入り口なので、窒息はしません。しかし人は息を止めるのを忘れて飲み込むと気管に入り窒息という事故が待っていますから大変です。
このように飲食の時に息を止めないと飲み込めないという、不便になった原因は人が足で立ったことにあるそうです。進化の過程で喉が下がって鼻腔と離れてしまい、のどの奥には食道と気管という、二つのパイプが現れてしまいました。それでは困るというので、飲み込むとき、気管の方を上に上げて息を止め、食道に送るようにしたのです。当然その作業は無意識の反射で起こるのようにしましたが、間違って気管に入る可能性だってあるのです。またまた食べている時にくしゃみなどしようなら鼻から食べ物が出てくる始末です。(新・人体の矛盾参照)
全くヨガの話しになりませんでした。ヨガは雑学ですからいつか発声法や、呼吸法につながるかもしれません。後日、期待してください。
Hitononodo
<http://www.hat.hi-ho.ne.jp/kboy/fig-throat.htmから抜粋>